2017年11月18日土曜日

「氷菓」実写版とアニメ版・原作の大きな違い

 原作は2000年の米澤穂信氏のデビュー作だった。ライトノベルレーベルから当初出たが現在は角川文庫に変わっている。高校を舞台とした「日常の謎」青春ミステリー作品であり、ミステリーの道具立ては作品毎に異なるが、人の悪意が少し混じってくる事が多いのが特徴となっている。

ネタバレ前提の評論になっていますのでご注意下さい。

2017年11月10日金曜日

ダン・シモンズ「ハイペリオン」4部作

  ……が電子書店で特価販売されていたので「ハイペリオンの没落」以降6冊は買った(2017年11月10日時点の話。一説では11月20日までとか)。

2017年11月4日土曜日

映画「君の名は。」考察メモ 第2版

  映画「君の名は。」のシーン毎の表向きの物語軸と水面下にあるのではないかと思われる世界観とそれに即した世界描写について考察したものです。

  • 基本的には映画館上映時に見た内容で書いています。配信版で分かったもので重要な事項については更新しています。
  • 本映画で描いている世界観、物語構造については『映画「君の名は。」作品論:神話とその語り手と』で論考をまとめています。
  • 映画版→配信版(Blu-ray/DVDなど含む)での変更点についてはこの後まとめてあります。

本ページは映画「君の名は。」のネタバレを含んでいます。また推測も含まれます。誤りも多くあるかと思いますので、その点をご了承頂ける方のみお読み下さい。

2017年10月29日日曜日

映画「女神の見えざる手」ワシントンD.C.のロビイストが銃規制で対峙するポリティカル・スリラーの傑作

 ジェシカ・チャステイン主演のワシントンD.C.のロビイストもの。予想以上に面白いスリリングなポリティカル・スリラーに仕上がっていた。

2017年10月3日火曜日

「タンポポ日記」後編

「この世界の片隅に」二次創作の「タンポポ日記」後編(完結)です。
「タンポポ日記」前編はこちらでご覧頂けます。

2017年9月29日金曜日

映画「ダンケルク」

様々なエピソードを通して第二次世界大戦緒戦期の英国の命運を左右した数日間を描いている。

警告:物語の核心に触れている部分があります。

訂正とお詫び:

2017年9月4日月曜日

映画「新感染」(原題「釜山行」)メモ

  少し見ていて事情が分からなかった点があったので調べた内容をメモとして残しておく。そんなに分量はないです。

(注意)物語の核心に触れている部分があります。

2017年8月31日木曜日

「この世界の片隅に」用語メモ / "In this corner of the world" Keyword notes

(注意)映画「この世界の片隅に」で出てきた用語や登場人物の名前の由来、生年などまとめています。映画をご覧になった方のみお読み下さい。


2017年7月26日水曜日

In the future again

 あるアニメーション映画作品のオマージュというか世界観の解題予想を兼ねて。(最後に少し解説を入れておきます)……正確なところどうなのかサッパリ分からないですね。

2017年7月18日火曜日

映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」

おぼえてますとも。封切り時に映画館で見ました。1984年7月だったそうなのでかれこれ33年ですか。

もうこんな昔の映画とTV版の話なのでネタバレありで書きます。


2017年7月16日日曜日

アニメーション長編映画と実写映画は同じ土俵で比較できるか?

 ある映画関係雑誌の座談会文字起こし記事で痛烈にアニメーション映画を嫌っている実写系作品の監督・脚本家の意見を見た。観客が見る目がないという話をある映画祭で書かれて、それがネットに引用されて批判を受けたという流れでした。

 私はあれを良い意味での挑発なんじゃないかと思うようになっていたのですが、どうやら座談会での攻撃の仕方を見ると下手に製作関係者を批判すると面倒だから観客の見る目のなさのせいにしているようにしか思われた。つまり表裏もへったくりもなく本気だった訳です。本当に観客の見る目がなくなったのか。それとも別に原因があるのか。少し考えてみた。

2017年6月20日火曜日

映画「ローガン」旅の終わりと継承 

「ローガン」の世界はX-MEN世界から少し外れている。作中でローガンはアメコミで描かれている事は1/4程度しか本当の事は描いてないと言っている。X-MENが実在しておりアメコミはその活躍を元にしたフィクションとして描いているのが「ローガン」の世界となっていて、過去作の「史実」とは異なる展開となっている。
近未来を描いた作品としてはかなりダークであり、その設定は興味深いので、映画のあらすじと出てくるキーワードで気になったものについてまとめてみた。

書いている内容の関係上、物語の核心、いわゆるネタバレとなる内容について触れていますので映画をご覧になってない方は読まれないようにお願いします。

映画、これから見るなら吹替え版がお勧めです。本作は背景のキャラクターやテレビCMなども意味がある事を言っていて吹替だとそういった所まできちんと対応されています。

2017年6月2日金曜日

映画「Arrival」(邦題「メッセージ」)の時空概念に関するメモ

あらすじを触れた上でガラ・パーティーで起きた事などこの世界の時空法則について検討してみた。
ネタバレ全開ですので、映画をご覧になった方のみどうぞ。

2017年6月1日木曜日

2017年4月24日月曜日

「すずさん、広島へ帰り!」の謎 「この世界の片隅に」

「この世界の片隅に」冒頭いきなりどこの昼メロ戦争ドラマなんだと思わせる描写。原作、映画ともこの部分は面白い表現されていて、しかも映画では一捻りされてきた所でしたので筆者がTwitterで書いた見立てを改めてまとめてみた。

物語の核心に触れる部分がありますので原作、映画をご覧になった方のみお読み下さい。


2017年4月18日火曜日

鏡としての「この世界の片隅に」

ネタバレがあります。物語の核心部について触れていますので映画と原作をご覧になった方のみお読み下さい。

2017年4月14日金曜日

戦前のお産の歴史 産婆から助産師・産科医へ

「この世界の片隅に」で主人公が妊娠しているかもと騒動が起きる展開がある。この部分について片渕監督、松原作画監督と考証協力されていた前野さんが上映後のトークセッションで話をされていて気になったので少し調べてみた。

晴美ちゃんのランドセル 「この世界の片隅に」

昭和20年6月。晴美ちゃんのランドセルは原作、映画とも呉駅前での径子さんとすずさんの会話の直後に消えている。映画も原作通りにこの展開を入れた。従って何らかの意図があって作中の現実として起きた出来事と考える必要がある。その意図について考えてみた。

映画、原作の核心部に触れています。ご覧になっている方のみ推奨です。

2017年4月11日火曜日

「この世界の片隅に」すずさんと径子さん、そして北條家と

すずさんと径子さんの関係、そしてあの子を迎え入れるに際して誰も言葉を発する事なく受け入れた北條家について少し考えをまとめてみた。

映画、原作を元に論じていますので物語の核心部に触れている部分があります。

2017年4月8日土曜日

「ひるね姫」二つの世界の謎

「ひるね姫」ようやく見る事ができた。
心羽(ココネ)が魅力的なのに何故機能してないのか。脚本構成の欠点が目立つ残念な作品でした。

2017年3月16日木曜日

「タンポポ日記」前編

  ある方がブログで「この世界の片隅に」のその後の二次創作を日記形式で書かれていた。
  実は同じような事は考えていてメモ書きは作っていた。日記形式は上手い方法じゃと参考にさせてもらい勢いで載せておく。並列宇宙、ファンの数だけその後はあるとは思うのじゃ。続きもあるんじゃが、それは気が向いたらまた載せるんじゃ。(気が向かなかったらお蔵入りじゃけ)

「タンポポ日記」後編も公開しました。よければお読みいただければ幸いです。

2017年3月2日木曜日

映写トラブルとの遭遇戦

   筆者が映画を観に行った際の映写トラブルについて記録としてまとめておきます。

2017年2月22日水曜日

非日常化する世界を生き抜いた人の日記 映画・漫画「この世界の片隅に」論

注意:本稿は「この世界の片隅に」で展開される物語の核心部について感想/批評を試みたものです。主に映画を題材にしていますが、一部原作について言及しています。(その場合は「原作」言及と表記)
以下、ネタバレがあります。
映画を見て、原作も読まれた方のみ推奨)

関連リンク)
 「この世界の片隅に」用語メモ 映画内で出てくる用語関係についてまとめてます。
 「この世界の片隅に」での徴兵と志願兵 徴兵制について解説しています。


2017年1月5日木曜日

「この世界の片隅に」での救い

   「この世界の片隅に」は最初に戦前の日常を少し見せ、すずさんが嫁いでからは物資の引き算が始まり、そして連合軍の爆撃が本格化した所から、人の命が奪われる局面へと入っていき、最後は敗戦によって少しずつ日常へと回帰していく物語となっている。

 この作品では逝った人、生き延びた人それぞれに救いが描かれている事がある。少しの出来事が相手にとってはとても大きな救いになっている事もあった。その事を少しまとめてみたい。

以下、原作や映画の核心部について触れている部分が含まれますので、映画をご覧になった方、原作を読まれた方のみご覧下さい。