2013年1月20日日曜日

[映画] ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 (3D)

2013年1月19日(土)レイトショーで見てきました。
ネタバレあります。






Twitterでなかなか楽しめる作品との話で見てきましたが、これが中々良かった。
冒頭、西廠、東廠って???という明朝の皇宮のお話からスタート。といってもここからちゃんとワイヤーアクション、3D効果が高い画作りでサービスたっぷり。
いや、設定が分かりにくいかと思ったら、その後、敵/味方関係がシンプルに分かるように話が展開されていきます。砂漠の宿屋あたりからマカロニ・ウェスタンの味わいたっぷりの展開になって、「おっ、これは好みだ!」と相成りました。

3D/2D両方公開されていますが、パンフォーカス主体になっておりあざといぐらい飛び出る画を意識した作り。かりにも3Dで公開するならこれぐらいはやるべきだと思ってましたので納得の出来。
逆に2Dで見たらつまらない画に見える可能性は高いので、基本3Dで見る事推奨ですね。(と思っていたらそもそも2D上映はないのさ!という。。。)
ただ字幕は手前に浮かび上がるようになっていて、画と見比べると大変見にくい。何故遠距離側におくように調整しないのかは理解し難いところです。この点は残念。日本の配給会社ももう少しよく考えて欲しいところ。

脚本は雑ですが、ともかくアクションでおしまくるタイプの映画なのであまり気にならず。リアリティーラインのありようをよく分かられているなあと思った次第。
ただ、ダブルキャストにまつわるドタバタ喜劇は作中の人物たち、気がつきませんかね?というシーンが2回あったのは、まあいいか。。。

キャスティング的には似たような人が多いのですが(スイマセン)、韃靼盗賊団がなかなか。衣装がまるで北斗の拳的な面子の中でグイ・ルンメイ扮する王女役が美味しいところを持って行っていて良かったです。

見終わった後思ったのは実写映画での剣戟や肉弾戦は、日本のロボットアニメに対して影響を与えているのではないかなと。ワイヤーアクションの重さのないアクションは好みではありませんが、それ以外のシーンの素早い動きは堪能出来ました。
カンフーエンターテイメント作品としてお勧めかなと思った次第です。