5月1日(土)21時名古屋出発。東名阪自動車道で伊勢方面へ。勢和多気ICで国道166号線へ入り道の駅飯高駅に23時過ぎ到着。ほぼ満車の駐車場の空きを捜して仮眠。
5月2日(日)起床。国道166号線を西進。ループ橋を越えて高見隧道を通って奈良県へ。県道16号線→国道370号線→国道169号線で吉野川沿いへ。
ひたすら西進して橋本駅近くの国道24号交差点を左折して橋本橋で吉野川を渡河。
国道371号線橋本橋~高野山区間
狭隘路多数。国道24号線側の道路標識は国道370号線に誘導するのも当然。G.W.中らしく対向車若干あり。カーブでは速度を殺して警戒しつつ前進。
まぁ、朝なので心地よい走行。夜に一度走破した事がありますがお地蔵様に灯明が灯されていたりとなかなか迫力ある区間になります。
高野山エリアに入ると交通量多数。裏ルートとも言うべき国道371号線のメリットは町中の道を通らずに高野龍神スカイラインにアクセス出来る事。
予想通り駐車場も満車近く迂回作戦成功。
高野龍神スカイラインを抜けると道の駅龍神で昼食休憩。大混雑。龍神温泉元湯もどうなっているかは想像出来たのでパス。
国道371号線龍神四バイパス(平成16年事業停止済)
国道371号線から国道371号線龍神四バイパス断絶区間へ。向かいから先ほど無理矢理追い抜かれたバイクが戻ってくるのを視認。中辺路へ抜ける林道を捜して旧龍神村側の断絶区間末端に足を踏み入れる。……工事中止地点から農道に足を踏み入れるも何か違うなぁと撤収。ツーリングマップルを散々見直して、もう少し東側と判定して県道へ復帰。
川沿いの県道を東に走ると吊り橋発見。県道を逸れて橋の方へ辿って行くと県の道路管理の部署の標識があったので、これが龍神四バイパスの中辺路側へ抜ける林道と判断して徐行しつつ突入。曲がりくねった舗装林道を辿って行くと無事国道371号線笠塔隧道側末端に到着。
なおツーリングマップル関西2009年3版9刷だと、林道区間も国道を示す赤色。確かに管理者の県の標識もあったので組み込まれた可能性はありますが、そうであればもう少し看板整備されてもよさそうなもので結構謎です。
工事中止視点から橋を2本越えて無舗装の工事区間を少し歩くと谷を目の前にして完全に何もない状態。本来ここに橋を架けて、先ほど訪問した旧龍神村側の工事中止地点まで谷と河を橋を継いでいく予定だったのでしょう。
あと数kmですが、事業評価での打ち切りに際して「県道があるからいいじゃん」的な真っ当な評価を珍しくした上での結果。まぁ、そもそも着工が誤りだと思いますけど。
道の駅古道中辺路
国道311号線に出ると道の駅古道中辺路へ。小さいながら物販がなかなか魅力的(特に冬場は蜜柑が良い)なのですが、駐車場が小さいのが難点。
昔はこんなに混むところじゃなかったと思うのですが……いやはや。
という事で連休になると概ね満車で通過する事が多いのですが今回は1台余地があったので駐車して買い物。一番端に停めたのですが、その外側のわずかなスペースに停める老夫婦に呆れて離脱。駐車スペースを守らず勝手に停める人、駐車スペースに停めようとしていた車の目の前を突っ切る人(要するに駐車スペース上を通過したのですな)など面白い人が増えてきましたね。(溜め息)
離脱後、国道311号線を西進して本宮へ。コスモGSがあったので給油。満タンにして出ようとしたら勝手に交通判断されて停められてしまう。うーん。店員に従って事故っても責任はドライバー。求めてもいない交通誘導はどうかと思う。だって店も責任は負わない訳でしょ。であれば、無用なサービスだと思う。どうも釈然としない。
国道425号線十津川村~下北山村区間
気を取り直して国道168号線を北上。十津川第一発電所の隧道を抜けて酷道ワールドへようこそと思ったら、国道168号線の工事現場でした。このあたりでも大規模な線形改良工事が行われており、巨大橋脚に遭遇。線形の都合でこちらを通すみたいですね。(全然異なる理由である可能性はありますが)
国道425号線の第2狭隘路(第1はやっぱり旧龍神村~十津川村区間だと思う)の走行は2回目。冒頭の風景以外は特に変わった印象はなく淡々と1.0~1.5車線の林道のような道を辿る。対向車もなく国道169号線に到達。
池原ダム
超巨大ダム。堰堤を渡っていくと国道425号の尾鷲方面へのルートがあるはず……が堰堤を渡るといきなりT字路状態で悩む。右折してみたら九十九折の道を下ってキャンプ場という事で間違い。仕方なく引き返して本来左折すべき方向へ少し走ると駐車スペースがあったので停車。
水面に塔状の構造物がいくつかあったので説明板を見ると増水時の上層水の取水施設。増水すると取水口がある中間層に土砂等で濁った水が流れ込むため、その際にダム上層部のきれいな水を取水する事で下流に濁った水を流す事を避ける事が出来るとの事。なるほどね。
車に戻ると今後の進出方向を検討。どうも無目的なツーリングは今ひとつ燃えないなあと思いつつ、伊勢方面はパークアンドライド規制が入っていたので近付くと危険と判断。尾鷲方面から国道42号線に抜ける案は放棄。とりあえず169号線北上で決定。
道の駅吉野路上北山&日帰り温泉施設「薬師湯」
19時前後。食料確保出来ていない、さてどうしようと思いつつ道の駅吉野路上北山前を通過。右手を見ると少し停車余地はありそう、道の駅施設も開いていたなと途中で引き返して駐車。G.W.中だからか常時こうなのか分かりませんがレストランが開いていたので唐揚げ定食で夕食。その後、川の対岸にある日帰り温泉施設「薬師湯」へ。
いやぁ、もうダダ混みでした。券売機は100円硬貨釣り銭切れ。買おうとしていたおじいさんと店員があたふた状態の中、百円硬貨5枚が財布に入っていたので第1の関門をクリア。風呂場は少々狭め。普段だったら問題なしでしょうが、今日はG.W.。なんとかスペースを見つけると湯船へ。
お湯は特に可も不可もない普通のお湯という印象でした。普段は良い感じの日帰り温泉じゃないかと思います。
やはり、G.W.の日帰り温泉施設に入るのは覚悟が必要です。。。
温泉を出ると21時前。あれほど混雑していた駐車場もガラガラ。どうやら車中泊組は少ないようで静かな上北山の夜を熟睡。
5月3日(月)8時前に起床。周囲はさらにガラガラ。もう車中泊組もあらかた出発済。トイレを済ませると国道169号線北上再開。
国道309号線(行者還林道)
道の駅を出てしばらく北上すると国道309号への分岐に遭遇。「行者環トンネル」は酷道関係での噂には聞いていたので、えいっと左折。
これが大変でした。。。対向車が多い(登山?)、トンネルを抜けると路肩駐車が大量発生。一応通れるかどうかは考えられているみたいですが、すれ違いまで考えているのかと問い質したくなる状態。なんとかすり抜けるとみたらい渓谷へ。ここで一度ルート・ロスト。酷道らしく「国道はこちら」との表示なんてないんですよね。カーナビは何故か不安定状態。そしてツーリングマップルは縮尺がまだ大きすぎて判定しかねる状態。
って事で直感で右折。急勾配を上って行くとどんどんガレていく。。。これって典型的林道だよね?と気付いて途中で引き返し。パンクしなくて良かった。
県道48号洞川下市線
国道に復帰するとほどなく天川村中心部へ。ツーリングマップルは県道21号線→県道48号線がお勧めとの表記。じゃあと虻峠を越えて洞川温泉方面から県道48号線に入るとほどなく「県道48号線は崖崩れ」で閉鎖中。確かにカーナビVICS情報も通行不能の色表示になっていました。
仕方ないので国道方面へ撤退。
電柱にここの名産である薬の販売店(製造も?)の看板が取り付けられていましたが、ほとんどが人名だったのが興味深いところでした。
県道49号勢井宗川野線
国道309号線新川合トンネルを抜けると交差点発見。県道で国道168号線に抜けられそうだったのですかさず突入。渓谷と集落の道という印象。途中、集落を抜けようとしたら1.0車線道の真ん中に軽トラを停めて話し込んでいる方々をに行き会う。生活道路だし……とじっと待っていたら気付いて通してくれましたが、怒っていたな、あれは。ただ県道(公道)なのでそこは容赦願いたいところ。
ツーリングマップル的には南の方を抜ける県道53号線を使うべきところなんだとは思います。
国道370号線下市付近
岐阜県方面(温見峠、冠山峠)へ向かうべく国道25号線針ICに向かうべく国道370号線を西進。途中大渋滞にひっかかる。迂回路もないのでひたすら耐えてじわじわ前進。2km程度だったと思いますが、ともかく進まない。多分川を越える橋に入る為の右折渋滞と予測したら当たりでした。
イベントだったと思いますが、右折専用レーンがないところ&多数の対向車となれば当然発生しうる事態。やっぱり迂回すべきだったか。
問題の交差点を抜けると後は快走。
道の駅針T・R・S(テラス)
国道370号線→国道369号線を北上。特に渋滞もなく道の駅針T・R・Sに到着。
駐車場が2カ所に分かれているのですが、考えなしに施設がある大規模駐車場へ。よくある一膳飯屋チェーン(○○食堂で卵の厚焼きが名物)で昼食後、離脱しようと思ったら、出口を出てすぐ信号付交差点で大渋滞。空いている時はもう一方の駐車場に止めて歩いて施設に出かけた方が無難。もう一方もトイレ施設はありますからねー。無理して入る必要はなかったと反省。
国道25号線(非名阪)
道の駅を出ると名阪国道ではなく非名阪の国道25号線へ。ただ者ではない酷道っぷりを少し体験してみたいと突入。
噂に違わぬ立派な酷道でした。1.5車線路程度の区間があったり突如完全片側1車線道路になったり。
途中五月橋(トラス橋の部材は昭和2年製)では思わずカメラを持ち出して撮影。橋脚が立派でしたが橋の方はかなり塗装や歩行者落下帽子柵が痛んでいるので遠からず修理工事される気がします。
上野市内で酷道25号線と生き別れになってしまい、ここでまぁいいかとトレースを断念して名阪酷道に突入して高速移動モードに。
名阪国道→国道306号線→国道365号線
伊賀SAで休憩後、移動再開。名阪国道を亀山ICで降りて国道1号線に。途中混んできたので県道302号亀山停車場石水渓線→県道637号線に迂回して国道306号線へ。国道306号線はある区間を除けば片側1車線道路となっており信号も少ない快走路。1カ所だけ立派な1.0~1.5車線路(しかも対向車多数)がありますが、区間も短く通過車両も慣れているので、警戒徐行すればOK。この問題の区間もバイパス開削が進んでいるので遠からず旧道か国道から降格すると思います。。。
番外編:国道421号線
国道306号線との交差点から見た国道421号線石縛峠方面電光表示版はこの日も「通行止め」表示。この表示が消えるのは隧道開通時でしょうね。
国道417号線
関ヶ原で国道21号線に入り、大垣方面へ。途中一般道を抜けて国道417号線ルートへ20時過ぎだった事もあり快走ながら、飲食店がぜんぜん見当たらない。。。困ったと思っていたら台湾料理店を発見。レバニラ定食を食べながらコンビニ飯回避にほっ。
道の駅星のふる里ふじはし
国道303号線に入ってしばらく走ると道の駅星のふる里ふじはしに到着。21時過ぎ着だったので日帰り温泉施設は営業終了。駐車場は車中泊組やキャンピングカーがちらほら。さて寝ようかと思ったらどうやら付近の若人の語らいの場になっているようで話し声がずっと聞こえてくる状態。げんなりしたので車中泊モードを運転席だけ解除して国道303号線へ。
道の駅夜叉ヶ池の里さかうち
横山ダムを渡ると坂内へ。こじんまりとした駐車場。先客が若干ありの状態。静かだったのでここで車中泊決定。少し本を読んで熟睡。
5月4日(火)7時過ぎ起床。トイレを済ませると国道へ。
国道303号線八草隧道
国道303号線八草隧道を通過して滋賀県へ。この隧道を初めて通ったのは多分2004年前後だったと思いますが、八草隧道の前後は1.0~1.5車線道路だったと記憶。現在はそのような区間の改良も終えていてすっかり快走路。今や一番のネックは横山ダム周辺の区間というのは驚き。投資に見合った交通量があるのかどうかは別問題ですが……。
県道284号杉本余呉線
国道を走っていると余呉方面の標識を発見。直感で面白そう(通れないルートならこの種の看板は出ませんし)と、県道への突入決定。
集落内の道が分かりにくいのですが、そういう事がよくあるようで県道を指し示す看板を発見。狭い町内道路を慎重に通過すると県道区間へ突入。
すこし走るとレンガポータルの杉本隧道を発見。反対側に抜けると写真撮影。昭和26年完成との銘板と大正7年完成を示す記念碑を発見。分かりにくいですね。。。どうやら開削されたのが大正7年で改良工事完了したのが昭和26年竣工という事なのでしょう。
帰宅してググってみたら開削時期の古さもあって記事多数。やっぱりこのような古い隧道は関心を呼ぶのだなと思った次第。
国道365号線余呉~福井県方面
余呉を過ぎると大規模工事区間になっていました。どうやら線形改良するんだと思ったのですが、思った以上の規模。過剰投資に見えて仕方がないです。
県道207号今庄杉津線
言わずと知れた旧国鉄北陸トンネルを再利用した県道です。久しぶりに通過。山中隧道内、かなりの出水。このルートを初めて通ったのはかれこれ30年近く昔の家族旅行の時。あの頃は照明がなかった気がしますが今はあるだけ状況は良いと思いますが、あんなに水が出て大丈夫か知らんとは思う。
道の駅河野
朝食休憩。もう車を降りると暑い事。。。売店兼食堂で蕎麦と卵掛けご飯で朝食。美味。
国道158号線旧道(油坂峠)
国道8号線→国道158号線へ。大野市内で本屋巡り。昨夜移動中に『JIN』に手を出しており6巻以降未入手だったのであればと思って巡回。3軒ほど回って一部除いて確保。国道158号線で油坂峠へ。今年3回目ですね。つくづく愛知からだと近いと思う。九頭竜湖畔で休憩。
15時過ぎに移動再開。油坂峠の旧道、2~3週間前はまだ雪で通行不能でしたが、この日は完全クリア。というか対向車がばんばんくるし。という事で久しぶりの油坂峠旧道通過に成功。
国道156号線
白鳥からひたすら国道156号線を北上。途中橋を渡る度にカーナビが「富山県に入りました」「岐阜県に入りました」を繰り返す怪。なんでだろうと思っていたら帰り道に理由判明。川が県境なので橋を越えれば県境メッセージが出て当然。納得。。。
庄川沿いの目が回るようなルートをかいくぐって砺波市内へ。
道の駅庄川
食事、燃料給油後、宿泊地検討の為に立ち寄り。町中にあり駐車場も狭いという事で放棄。
そう言えば道の駅井波への案内看板が多かった気がしたのでそちらへ移動。
道の駅井波
彫刻関係の施設併設の道の駅。駐車場は広めで割と空いていたので、ここで車中泊決定。
道の駅と言えばトイレですが、なかなか発見出来ず。ようやく見つけたと思ったら男女1つずつ。。。道の駅内にあるんですかねぇ。
温泉施設もあるみたい(着いたのが営業終了後だったの)ですが、トイレ問題だけはひっかかっています。
5月5日(水)7時頃起床。トイレを済ませると帰路へ。
4日に富山入りした際に「利賀」との標識が出ていた分岐があったのでツーリングマップをチェックしたところ利賀と国道156号線の最短連絡路である事が判明。帰りは国道471号線→県道34号線で旧利賀村に一旦入ってから国道156号線に戻るルーティングとしました。
道の駅利賀
道の駅利賀に立ち寄り。トイレ休憩。ここは町中から外れ過ぎなのか車中泊ゼロ。虫も多いしコンビニ類も富山方面に戻らないとゼロ。まぁ、そうなるか。
利賀-国道156号線連絡林道
片側1車線。結構長い隧道までありました。下手な酷道よりよほど立派な道路。これなら酷道471号線が通行止めになっても安心といった感じです。
帰りは国道156号線へ復帰。白鳥付近で東海北陸自動車道に入り13時前後に帰宅。