8日に見てきました。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」シネマハスラーのPodcastを聞いた上で書いています。(かなり影響を受けました。。。)
・オープニングで「1987年」との表記でしたが話が転がり始めると全く忘れてしまう約束事となっておりましたが、後半に大変大きな意味を持ちます。直接言及がある訳じゃないのですが。
・主人公の妄想と現実がスイッチ。このあたりは「アリーマイラブ」を思い出します。非常に重いシリアスなストーリー展開の中、妄想シーンが入る事でコミカル要素になっているという宇多丸師匠の指摘は同感。見ていたらどこからともなく高齢の男性の笑い声が響いてきましたが、そこまで受けるのか?とはちょっと思いますけど。。。
・本作のエンディングは冒頭の「1987年」という文字の意味を考えると救いがありませんが、作品の演出としては負の連鎖を断ち切って自らの手で未来をつかもうとする暗示的なシーンを差し込んでエンドロールへ。
・本作の収穫は俳優の良さでしょうか。というかヒロインといい、助演女優アカデミー賞受賞のお母さん役は演技力は強烈。特に目の力は印象的でした。
・先生やソーシャルワーカーの脇役も良かったと思います。