ネタバレあります。
ブルース・リーの師匠として知られる葉問の波乱に満ちた人生、宮若梅と馬三の一門の跡を巡る抗争が主軸。加えて国民党の工作員だった一線天の日中戦争前から太平洋戦争後の移り変わりを描く。
望遠でパンする際に意図的なのかコマ落ちしているようなギクシャクな映像は何の意図があるのか分からず。結構な頻度で入ってる訳ですが、普通に広角で撮っている場合は普通にパンしているので何か意図はあるんでしょうけど。
脚本。主人公級の登場人物が三人いますが、葉問と宮若梅は交錯しても一線天はほとんど絡まない。1945年を挟んだ中国の歴史を描く事を目的としているんだと思いますが、あまり成功はしていない。
葉問の映像化は既に先人がおられ評価も高い事が影響しているのだと思いますが、であれば、チャン・ツィイーの好演が光った宮若梅と馬三の抗争に絞れば良かったのではないかと思う次第。