2012年3月19日月曜日

セントラル愛知交響楽団第118回定期演奏会

日時:2012年3月16日18時45分〜21時
会場:しらかわホール

管弦楽:セントラル愛知交響楽団
指揮:齋藤一郎
ソプラノ:大須賀 園枝(ガブリエル)
テノール:波多野 均(ウリエル)
バリトン:末吉 利行(ラファエル)
ソプラノ:五十君 綾子(エヴァ)
バリトン:岸 豊大(アダム)
合唱:天地創造合唱団
合唱指導:山田 正丈
稽古ピアノ:平野 玲美
字幕訳詩:池山 奈都子
字幕操作:田中 彰(株式会社若尾総合舞台)

プログラム:
 ハイドン:オラトリオ「天地創造」


18時45分プレトーク開始。事務局長からこの4年間、定期で1回は取り上げて来たハイドンの集成とのコメント。
そして「休憩なし」という驚愕宣言。慌ててトイレへ直行。
事務局長からの挨拶・説明後、演出家から字幕投影や作品背景について解説。字幕があるのとないので随分理解が違ってくるのでこの配慮は大歓迎。

管弦楽はこのホールを拠点とするセントラル愛知交響楽団だけあってホールの隅々まで響き渡る素晴らしい演奏でした。
ソリストと対話するような演奏も多々ある中、ピシッと揃った見事なハーモニーだったと思います。声楽も文句なし。
ただ歌っている内容は強烈な宗教観。加えて第3部は男尊女卑とリア充的な掛け合いの塊。まあ、プレトークで微妙な解説が入っていた理由はよく分かりました。(苦笑)
休憩なしについては途中ところどころ観客側の集中力が弱まったように感じられました。ただ休憩を入れるともっと緊張の糸が切れると思うのでやっぱりあれがいいのかな。。。
第3部開始前にアダムとエヴァ役のソリストが合唱団列から外れて前に出て来たのはちょっと驚き。あと奏者側で第3部まで演奏がなくずっと壇上で演奏を待っておられるのがなかなか辛そうでした。このあたりは休憩なしの最大の弊害かも知れません。
詩はともかく楽曲は素晴らしい。このオケとホールにあったプログラムだったと思います。