2014年3月9日日曜日

[映画]「ネブラスカ」を巡るエトセトラ

ネタバレしかありません。





父:
・3兄弟の次男。三男は流行病で亡くなっている。両親は農業を営んでいた。
・朝鮮戦争に空軍で従軍。
 整備担当だと思われていたが実際は航空機搭乗員で負傷で地上勤務に変わったらしい。
 地元紙のバックナンバーで他の兄弟も従軍していた事が分かる。
 復員後、故郷のネブラスカ州ホーソン(これ自体は架空の街)に戻って車の整備工場の共同経営をしていた。当時は大変もてたらしい。
・子供二人が生まれた後、妻が美容院を開業するとの事でモンタナ州ビリングスへ移住。
 後からすると妻が人のいい夫を守る為に夫の友人や親族と距離を取ったのだと分かる。
・現在はアルコール依存症で認知症だと思われる。(明言はされない)
 運転免許証も10年前に返納するかしており車は車庫で朽ち果てている。
・エアコンプレッサーとピックアップトラックへの執着は多分仕事上の道具の代表格だからか。
・ボケ老人風味なのは妻の口撃や人の良さを利用しようとする知人たちに対する防衛反応なのかも知れない。

母:
・カトリック教徒の一族に生まれる。多くの男性に言い寄られたらしい。
・復員した夫と結婚。夫を守るため超攻撃的で当時の金のやりとりは全て覚えている。
・手を出してきた親族の墓の前でとある行為におよび「ほら、さあ、見なさい」(爆笑)
・名言集
 「みんなブルマの下を狙っていたのよ」
 「牛の尻ばかり見て育った男たちなんだから当たり前」
→次男赤面。(そりゃそうだ)

長男:
・テレビキャスター。おそらく外回り担当だった。
 メインキャスターが入院で代理でキャスターに昇格しているらしい。
・母親の味方というか母親っ子。
・車はKIAともう1台。子供がいてダンス教室に通わせているあたりから経済的には苦労はしていない収入があると察せられる。
 
次男:
・ショッピングモールにあるようなオーディオ専門店の店員。
・2年間同棲していたが逃げられている。
・父親の面倒を見る役割というか父親っ子。
・実家に洗濯物を持ち帰っているあたりはダメ独身。
 車はスバル・レガシー。

元工場共同経営者:
・共同経営解消の手切れ金800$だったらしい。30年~40年前にしても。。。
・その工場も今はメキシコ移民の人の手に渡っている。
 今のオーナーは彼の名前を知らない。
・レストランやバーにたむろしていて今は何をしているか謎。
 退職・引退状態と見られる。

叔父夫婦:
・父の兄。やはり無口。
・この一族、男性はともかく無口。その妻たちはよく喋る。
・女性の元気さは家事があるからかなと。

従兄弟兄弟:
・車バカ。排気量やスピードばかり気にする。
 そしてモンタナ州からの2晩かけて来たと聞いてバカにする。
 そんなのその日のうちに着く、とろくさい奴と。
・出てくるシーンはテレビを見ているか、次男をバカにしているか。
 基本する事があまりないというのがよく分かる。

州を越える旅。ラシュモア山とネブラスカ州ホーソンについて
・ひたすら道路しかない。あるのはガソリンスタンドぐらい。
 これはGoogle Street Viewで堪能出来ます。すぐ飽きると思いますが。
・サウスダコタ州ラシュモア山は日本で言えば何なのか。
 観光地にして名所、というところで歴史等興味の無い父はバカにしているのだった。
・ホーソンのステーキハウスにはカラオケ(!)
・母親は高速バスで移動。兄と弟&父は自動車。(飛行機じゃない!)
・父親が懐かしがるバーのオーナーも代替わりしている。昼は奥様方の噂交換所。

※ホーソンは架空の町。実際のロケはネブラスカ州マディソンで行われた。(英語版Wikipediaより)