2012年6月22日金曜日

セントラル愛知交響楽団第120回定期演奏会 ~軽鴨(かる)の子のワルツ水輪をふやしゆく~


日時:2012年6月22日(金)18:45〜
会場:三井住友海上しらかわホール

指揮:レオシュ・スワロフスキー
管弦楽:セントラル愛知交響楽団
演目:ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1集・第2集


踊るかのようなスワロフスキー氏の指揮。それに応えるセントラル愛知の安定感が目立った演奏会だった。
スワロフスキー氏の指揮はほとんど踊っているようにしか見えず、それに苛立った観客もおられたようですが拍手の様子を見る限り、観客の支持はあった。ただこういう事を書きたくなるぐらい指揮法の常道から外れていたのも確か。
私は2階左手、舞台のほぼ横で聞いていましたが、スワロフスキー氏はオーバーアクションな踊りの中でも要所、要所でオケに指示を出しており指揮を投げ出した訳ではない。むしろあのような熱量を要する「踊り」をやりながらきちんと指揮する大変さは考えれば想像出来るかと思う。
ドヴォルザークが2階に分けてまとめた舞曲。そのテーマに対して向き合ったらあのような指揮になったのではないだろうか。私は名演だと思う。