20日のレイトショー。後方は結構な入りだったようですが、私は最前列スクリーンは視野いっぱい派な人なので快適に鑑賞。
終わった後、かなりポカーンとされた方多数だったのが印象的。
ネタバレ警報発令5行前。
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不必要なネタバレはしませんが念の為。
TV版で大きなテーマとなった戦争の根絶がいつの間にかファーストコンタクトものになっていました。
戦争は相手にこちらの言う事を聞かせる為に実施される究極のコミュニケーションだと何かのSF小説で看破された方がいました。人類同士の戦いはそういう一面がありますが、ファーストコンタクトはそもそも何を考えているのか全く分からない所が起点となります。そして、そのような相手のコミュニケーション方法がこちらの生命に危険を及ぼす場合、それはホラーになるというのが前半の演出ですね。このテーマ、SF小説では野尻抱介著『太陽の簒奪者』で描かれているところで類似性を感じます。
ただ、この映画で残念なのが人類間での戦争という「相手を殺してでも言う事を聞かせたい」というコミュニケーションをファーストコンタクトにおけるディスコミュニケーションと同質に捉えているのではないかという点。この問題が最後にクロスしてエンドロール前の一つの結論となるシーンとなったのは残念です。あとあの演出だと「トップを狙え」や「エウレカセブン」を思い出してしまいます。ちょっと手垢がついてしまっている方法になって来たなと思う次第。
冒頭で敵と味方がしゃべりまくるは、超兵器で撃ちまくるシーンが入り「大丈夫か、これ」と思いましたが、杞憂でした。ここら辺は他のGUNDAMシリーズに対する批判的描写とお受け取って思わず苦笑。違うかもしれないけどね。
エンドロール後に結構長いエピローグが入ります。予想はしていたので待ち構えてはいましたが、エンドロールで席を立つ人もいるので何らかの配慮はして欲しいですね。最近このパターンは多すぎです。