2010年7月4日日曜日

[映画] 「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー傷だらけのライム」


2010年7月4日シネマスコーレで見てきました。上映後、入江監督と出演者のミニトークコーナー付です。

サイタマノラッパー2 wirh B-hack&入江監督in シネマスコーレ。超満員。映画、最後の長回しは凄い。B-hackミニライブも良かったです

正直今回の脚本は乱暴なところがあると思う。特にオープニングのIKKUとTOMとの遭遇は無理があると思います。プログラムピクチャーを目指すのであればお約束でもいいので必然性のある展開にして欲しいですね。

出演者は全員好演。これが最後の長回しで結実。終了後の質疑応答で入江監督が、音楽映画だとライブシーンをつないでいるものが多いがきちんと歌っているところを見せたい(大意)と語られていましたが全く納得。主演の山田真歩さんが最後のシーンがうまく行かず撮り直しとの話。あれだけの長回し。監督曰く夕方十六時までかかったとの由。考えてみたらそりゃそうだろうなと納得。

入江監督、今回もB-Hackを仲間割れさせるストーリーを選択。決してチーム(でいいのか?)一丸で危機を突破というスポ根的展開にはされないですね。
最後の主人公と父の会話でほろりとしたところでエンドロールへ。当初目標としていた野外ライブは行われないしチームメンバーもばらばら。それでも、Life goes on.生きて行くんだというメッセージが良く伝わる映画だと思います。

質疑応答で「次作のテーマは?」と暴投気味な質問を投げてみる。「将軍つながりで日光東照宮でロケとか。許可が大変みたいですが」と思いっきり変化球を返されました。まぁ、テーマがあってもストレートに返されるとは思っていないので、こんなところでしょうか。

1で自分自身、2で「映画では初」の女子ラッパーを描かれた訳ですが、今後プログラムピクチャーとして転戦していくにあたってどのように考えられているのかなと思った訳ですが、今日の回答はいろいろ策はあるという風に受け取っています。

しかしロケ地が全て埼玉県内とは吃驚でありました。