2017年4月27日木曜日

映画「君の名は。」考察メモ 第2版

警告:本ページは映画「君の名は。」のネタバレを含んだ分析となっています。推測も多く含まれますので、その点をご了承頂ける方のみお読み下さい。































1.三葉と瀧のタイムライン(映画展開順)

2021年ある秋の日の朝 三葉・瀧 ※x

  • アバン・タイトル:隕石が落下してくる。湖が見えてくる中、神社の境内の光など町の灯が目に付く。湖面には彗星の尾の残光なのか微かに映っている。(神社右側あたり1時方向から7時方向へと伸びている)
  • 代々木駅付近から見た新宿駅周辺俯瞰シーン
  • 身支度して通勤しようとする三葉と瀧がそれぞれ何故朝起きた時に目に涙が浮かんでいるのかその理由が分からないとつぶやく。
  • JRの光景。奥から黄(左向けに進行)、オレンジ(右、左)、湘南色(右向けに進行)の4列車がすれ違っている。(1回目。2016年10月飛騨旅行前、春の日でも同様のシーンがある。新宿〜代々木駅間で左方向が代々木駅方面となる。太陽方向も一定)
  • 代々木駅4番ホーム(四ツ谷方面)の進入中の電車から見た1、2・3番ホームの光景が見える。続いて3番ホーム(新宿方面)進入中の電車の扉窓から外を見ている瀧が見える。
    その直後、別の電車の中から外を眺めている三葉の姿も見えてくる。
  • そして「きっかけは(2013年10月4日の)彗星の夜だった」という二人のハモったようにみえる独白から始まる。
    二人が回想する彗星の夜は別々のものだと思われる
総武線新宿方面電車が走行中。その下から総武線千葉方面、中央線上下、湘南新宿ラインが走る。

4本の電車が同時にすれ違うカットは代々木〜新宿駅間をクローズアップした設定だと思われる。


※x 
小海町高原美術館/飛騨市美術館「君の名は。」展でこの部分の脚本が展示されていたが「2021年秋」とされている。(三葉25歳、瀧22歳とも記載)
エピローグは話の流れから見て2022年春以降に見える。(コミカライズは(2022年)4月8日(金)にしていた)
 瀧の部屋には時期により違いがある。(アバン=瀧の部屋の床(画面だと右端)にペットボトルがある/エピローグ=ペットボトルがない
 が、三葉の部屋の様子はいずれも変わっていないように見えるが洗面台での髪をまとめるシーンで鏡に映る顔が少し異なる。(アバン=眼まで映り込まない/エピローグ=眼が映り込む
 また瀧の通勤電車内のバッグはアバン、エピローグとも肩たすき掛け型で同一に見える。このシーン、瀧のバッグは就職活動中は普通の肩掛けビジネスバッグだったはずなのに何故いずれも同じ変なバッグなのか。
 三葉の部屋の様子が同一というのも数ヶ月は時期が違っているはずで奇妙。

2013年9月2日(月):三葉(瀧)1回目(2016年9月5日(月)と

  • 三葉(瀧):目覚める直前の夢うつつ時、2013年10月3日に三葉が瀧に組紐を投げ渡した事が頭をかすめる。 スマートフォンの目覚ましアラームはロック状態で鳴っている。部屋にはコミック単行本(赤主調)などが畳の上などの床に置かれている。
  • 三葉の部屋のカレンダーは中央で何か入っているので1ヶ月カレンダーを週途中で割って印刷しているものに見える。
    作中でこのカレンダーがめくられる事はない。2013年10月3日、4日は三葉の部屋が映り込むがその際にカレンダーが映り込む事がないため、この部屋の10月カレンダーが映り込む事はない。
  • 学校か家に戻ってからか古典のノートに油性ペンで「お前は誰だ?」とのメッセージを残したらしく翌日その事が出てくる。

2016年9月2日(金):瀧

  • 瀧:描写なし。日記も5日に瀧(三葉)が見た時は9月1日が最終更新で書いてなかったようなので特記すべき事が何もなかったのだろう。当然入れ替わりもしていない。(三葉は「日記をつけるとはマメ」だと思っていたようだけど、毎日つけておらずとても「マメ」とは言い難い)

2013年9月3日(火):三葉

  • 宮水家:食卓のテレビ。7時26分のNHKらしいテレビニュースで彗星軌道図が写るが、地球は左側上方に描かれていて地球と月の間を彗星が通過する軌道予想が出ている。月の公転速度が27日に見えない。1ヶ月で2周しているように見える。テレビ台の上には小型電子端末少女漫画雑誌「ちゃお」(タイトル名は仮称)が置かれている。
  • 居間の奥廊下側のタンスの上に「星を追う子ども」という本が載っている。いうまでもなく監督のフィルモグラフィーの中の一作で黄泉の国テーマが入っている点は本作と共通している。
  • 三葉:部屋に戻って入った際にカレンダーが写り込んでいる。1日と最終日の曜日読み取りができる可能性があるが、ほんの一瞬なので困難。
  • 三葉・テッシ・サヤカ:小学校付近でテッシ・サヤカの自転車に追いつかれる。この時のテッシの三葉を見つけた時の顔は……。(サヤカが微妙に三葉に対して棘がある時がある理由でもある。さらに監督のインタビュー記事によるとサヤカはテッシに何か仕掛けているとの事)
  • 三人で選挙演説会場の駐車場の近くを通る。この時、駐車場には「高山ラーメン吉野」の軽バンが止まっていた。(2016年に出てくる際の車体記載の電話番号末尾3桁と一致)
  • 三葉:古典の授業で雪ちゃん先生に当てられて笑われる。
  • 席の後ろの棚右上段に植物図鑑の背表紙が見える。このロッカーの中身、他の日では別のものが入っているが、9月14日(雪ちゃん先生に再び当てられた日)は再び植物図鑑が入っているのが見える。
  • 三葉:昼休み、前日の記憶喪失時の自分の挙動をテッシ、サヤカから告げられて悩む。「人の人生を体験したような?」(2016年9月5日の体験らしい)
  • 三葉・テッシ・サヤカ:3人での帰宅。スナック「割愛」=「Cat's Eye」らしい。途中で夕暮れ空になりかったり、なくなったりと微妙な変化が起きている。
  • テッシ:自宅の客間、食卓、自室で「2013年9月」のカレンダーが映り込む。最終日は30日(月)。31日(火)はない。
  • 宮水家:組紐を編んだ後、宮水神社の祭祀(巫女舞と口噛み酒)へ。
  • 宮水神社:幕に宮水神社氏子総代の名前が3人書かれている。うち2人は松本(正作、好文)で、もう1人が勅使河原(一郎)。三葉の級友でいけてる男女三人組の中の男子が松本姓なので有力者の息子の可能性がある。

2016年9月5日(月):瀧(三葉)1回目(2013年9月2日(月)と)

  • 瀧(三葉):東京生活1。三葉がある程度把握している初の入れ替わり。7時34分、目覚める。何故かスマフォはメニュー画面でアラームが鳴っていた。
    →部屋から出て動き出したのは1時間後。
     着替える前に司からスマフォでメッセージを受信。その時はロック画面だった。
  • 瀧の部屋のカレンダー:9月1日(木)〜30日(金)→正常
  • 食卓のホワイトボードには父親との連絡メモなのか「取材」などの文字が見える。
  • 9時30分前後に新宿駅南口でスマフォの地図アプリを見て国道20号線沿いを東へ向かう。
  • 神宮高校に昼休み時間に到着した時、学校正門光景で謎の音(ジェット機のエンジン音?)が鳴った。
  • 3時間近く瀧(三葉)の消息が不明な状態だったが、これは三葉が東京に来れたと新宿界隈を見て回った為ではないか。
  • 教室の扉越しに覗き込む瀧。内股歩きのような姿勢をしている。教室の扉に「神宮高祭2016」ポスターが貼られているのが映り込んでいる。(瀧(三葉)の時に出てくる唯一の「年」表示。瀧のシーンでは後の飛騨旅行のバス停で2016年カレンダーが映り込んでいる)
  • 都立神宮高校の屋上からは東京タワー(左側)や六本木ヒルズ(右側)が見えている。
  • 17時32分、バイト先よりLINEでバイトの日である事を知った瀧。司らに自分のバイト先の場所を聞いて向かう。
  • 22時07分〜22時15分頃、得意の裁縫でクレーマーに切られた奥寺先輩のスカートを補修。8・9月(瀧(三葉)側)、9・10月(奥寺先輩側)のカレンダーが見えるがいずれも9月は30日までのものだった。
  • 帰路の電車内。見ていた経路検索結果は、恵比寿駅→代々木駅→四ッ谷駅と思われる。
  • 帰宅すると瀧の日記や写真を見てニヤニヤする三葉。そして手のひらに名前を書き込む事を思いつく。
バスタ新宿(バスタ側が南。右側LUMINEが北になる)


2016年9月6日(火):瀧

  • 瀧:学校屋上での昼食時、今日はバイトがあるからと司たちのカフェ巡り(建築の装研究らしい)を断る。まるで授業が午前中のみのように瀧が屋上から立ち去る。
  • 16時42分(タイムカードパンチャー。日付、曜日も出ている)、3人の先輩から奥寺先輩と帰った事を抜け駆けと責められる。スマフォの時計から見て5分もなかったはずなのに大変な責められ方をしている。
  • 瀧が立っている側にある更衣室ドアの右手に年間カレンダー(4ヶ月*3)が貼られていて、9月1日(木)〜30(金)である事が確認できる。
  • 奥寺先輩から「女子力」の成果(三葉による裁縫の飾り縫い)を見せられる。

2016年9月7日(水):瀧(三葉2回目(2013年9月5日(木)

  • 瀧(三葉):日記のみ。東京生活2 表参道パニーニ三昧 ※a


2016年9月9日(金):瀧(三葉)3回目2013年9月7日(土)と

  • 瀧(三葉):日記のみ。東京生活3 お台場水族館 ※a

2016年9月12日(月):瀧(三葉)4回目(2013年9月9日(金)と)

  • 瀧(三葉):日記のみ。東京生活4 お父様霞ヶ関の職場見学。展望台巡りとフリマ。この日だけ2つ記事登録がある。 ※a
※a 瀧(三葉)日記の「東京生活2〜4」は予告編2(0分10秒付近)にて確認。なお本編では三葉記入分の文字は朱色に変更したバージョンに差し替えられている。


2013年9月12日(木):三葉(瀧)5回目(2016年9月16日(金)と)

  • 三葉(瀧):美術教室で松本たち3人組に対して凜々しい姿を見せつける。
  • 瀧は日記で三葉に松本たちに対してもっと正々堂々と生きろよ的なコメントを残した。また一葉お婆ちゃんの弁当が美味かったとも日記に書いた。(瀧がこちら側で何かを飲食しているシーンは3回のみ。この時の弁当評、2回目の10月4日の一葉お婆ちゃんのお茶、部室でのコンビニお菓子ぐらいに限られる)

2013年9月13日(金):三葉

  • 三葉:部屋にはコミック単行本(赤主調)が床に置かれていた。
    学校に登校すると前日の三葉(瀧)の美術教室の乱の余波でクラスメイトたちの注目を集める。(三葉の事を)「見直したわ」という声も聞こえてくる。(この台詞で三葉の学校での立ち位置が分かる)
  • 三葉が教室に入った時に写り込む後方の黒板カレンダー。本来ありえない9月31日(火)が存在する。この時空世界では10月4日は金曜日ではなく土曜日にずれている。(9月31日がある時空はこの他に10月4日サヤカが放送室でスマフォ経由で決行を伝えられた時に出てくる。(10月4日(土)のデスクトップ・カレンダーが写り込んでいた))
    9月:30(月)/31(火) 10月:1(水)/2(木)/3(金)/4(土)
  • 三葉が自宅に帰った際、お茶の間で一葉と四葉がいた。その際、小学生向けファッション雑誌?「JSスタイル」が畳の上に置かれていた。(10月2日にも写り込んでいる)
  • 自室に飛び込んだ三葉は英語ノートをチェックして瀧の落書きを見つける。また同日または後日の夜にはスマフォ日記アプリに瀧の糸守日記を発見する。※h

2016年9月13日(火):瀧

  • 瀧:帰宅後、スマフォ日記アプリに三葉の東京日記を発見する。※h
    6日に知った5日の謎の出来事を回想?

2013年9月14日(土):三葉

  • 三葉:雪ちゃん先生に再び当てられて教室内で笑われて三葉は「?」
  • 三葉の座席後ろのロッカー右上段に9月3日に入っていた植物図鑑の背表紙が再び見えている。

入れ替わり日リスト

  • 2013年9月2日(月)/2016年9月5日(月)1回目
  • 2013年9月5日(木)/2016年9月7日(水)2回目
  • 2013年9月7日(土)/2016年9月9日(金)3回目
  • 2013年9月9日(月)/2016年9月12日(月)4回目
  • 2013年9月12日(木)/2016年9月16日(金)5回目
  • 2013年9月16日(月・祝/2016年9月19日(月・祝)6回目
  • 2013年9月19日(木)/2016年9月20日(火)7回目
  • 2013年9月20日(金)/2016年9月24日(土)8回目
  • 2013年9月24日(火)/2016年9月29日(木)9回目
  • 2013年9月29日(/2016年10月2日()10回目

  入れ替わり日のずれについては、2016年9月2日に三葉が入れ替わっていた痕跡が一切ない事、10回目の入れ替わりでの2013年側TVニュースで「彗星がいよいよ見え始めた」という説明がなされており、10月2日では遅すぎるため2013年9月29日であろうと判断してます。

※h 二人が日記を確認した際(13日→12日にスワイプ)のスマフォ時刻
(1)17:35[青]13日(火)→12日(月)瀧が見ている。
 13日朝、三葉が目覚めると油性ペンで左腕に書き込みされた事、入れ替わり時に瀧が胸を揉んでいた事を知る。
(2)23:46[赤] 13日(金)→12日(木)三葉が見ている。
 昼休みに三葉は早耶香から12日の一部始終を知る。帰宅後自室直行。
(3)17:28[青]13日(火)→12日(月)、9日(金)、7日(水)、5日(月)
 瀧が三葉の登録した日記を見つけて読んだ。(時刻から見て13日〜15日の間か)
 →二人は相手への怒りを爆発。

 なお三葉が瀧の登録した日記を読むカットでは12日(木)、9日(月)、7日(土)、5日(木)が出てきていた。(2日は瀧が登録しなかったのか出てこない)

 青は瀧、赤は三葉がそれぞれ自身のスマフォを操作している。瀧、三葉に入れ替わりの日のずれがあるので4回目の入れ替わり(2013年9月9日 ・2016年9月12日)で三葉の書き込みを2016年瀧が見つけ、5回目の入れ替わり(2013年9月12日 ・2016年9月16日)で瀧が2013年三葉の日記アプリに5〜12日の行動を登録してお互いに知ったという展開らしい。

入れ替わり5〜9回目について(前前前世パート)

  • 三葉(瀧):やり方が分からない組紐。着物に着替えられない三葉(瀧)。
  • 三葉(瀧)、自転車をテッシから強奪したらしくサヤカと楽しい自転車二人乗り。
  • バスケ授業の活躍。半袖で腕まくりして暴れまわる三葉(瀧)。
  • テッシとのオープンカフェ作り。(「何、勝手にバス停につくってんのよ」「どうせバスなんて来ないだろ!」→「前前前世」歌詞の追加によりこの台詞はなくなった)
  • 三葉(瀧)、同級生?の男子および1年女子生徒からラブレターを貰う。
  • 瀧(三葉):バイトではシェフに怒られている。
  • 司達とのカフェ建物の建築学探求。(三葉だけ勝手にスイーツ道探求をしている)
  • 瀧(三葉)、奥寺先輩とカフェ・デートで勝手に仲を進展させている。
  • 三葉・瀧:油性マジックで「あほ」「バカ」と書くおバカな二人。
    小海町高原美術館の企画展で展示されている絵コンテを見ると入れ替わり時、本人どちらにやらせるか、そこでは決まってなかった。(「あほ」「バカ」どちらが妥当かも要検討扱い)
    最終的に本人が翌日に備えた攻撃だったように見えますが、あれは入れ替わっている人が二日連続入れ替わりにならない事を賭けて仕掛けた方が成功する確率は遙かに高いので不合理な選択をしている。
瀧・瀧(三葉)の通学路

2013年9月29日(日)三葉(瀧)10回目(2016年10月2日(日)と)

  • 三葉(瀧):6時30分にスマフォのアラームが鳴った。一度制服を来て1階に降りるも一葉、四葉に今日は違うよと言われる。この時、奥の応接間には9月3日と同様に応接机と椅子があった。
  • テレビが見えた際、一緒に小学生向け雑誌「JSスタイル」(畳の上。9月13日初出)電子端末(テレビ台左上。9月3日初出)少女漫画雑誌「ちゃお」(テレビ台右上。9月3日初出)が写り込んでいる。
  • 7時26分、三葉(瀧)は見えていないがテレビニュースの彗星軌道図はあからさまに異常なものが映っている。「数日前から肉眼で見える」「東から西へ」「今日でしたら???斜め右くらいに」といった解説が入る事でより彗星が接近しているはずの10月2日ではない事が分かる。
  • 地球の位置は9月3日の図と逆で右下側にある。また彗星軌道自体もあり得ないものが作図されている。(地球を通過した先で方向を変えて太陽系外方向へ向かう長楕円軌道が描かれている)
  • 三葉(瀧)、一葉、四葉:宮水神社ご神体へ登山。口噛み酒奉納へ。
  • 御神体の山のクレーター地形を俯瞰するショットで糸守湖と湖東岸の崖が見える。(湖からみて御神体の山は北西?)
  • 御神体の巨石を取り巻く小川。四葉は川の中の石伝いに渡っている。一葉は川に足を踏み入れた三葉(瀧)が手を貸して渡っている。小川の水量が後の2回目の10月4日と比べて大幅に少ない。
  • 夕暮れ時、山を降りてきた所で「三葉、あんた、夢をみている」と一葉に告げられた?

2013年9月31日(火):三葉

  • 一部カレンダーで存在が示唆されているが(2013年9月13日黒板予定表、2回目の10月4日放送室のデスクトップカレンダー)何か起きていたのかは不明。

2016年10月2日(日):瀧(三葉)10回目(2013年9月29日(日)と)

  • 瀧(三葉):日記のみ。東京生活10。18時30分に日記アプリで翌日の10月3日奥寺先輩デートの約束をした事を記している。瀧に皮肉でデート対策リンク集を載せている。(5つ載っているが瀧が見たのは皮肉なものばかり4つまで)
  • 三葉がいつ奥寺先輩にデートの約束を取り付けたのか。入れ替わり時の記憶保持に限界がある事を考えると何も記録せずに済ませられないはずなので、2日に急に話が決まったと見るべきか。なお2日間連続の入れ替わりは9月19日・20日の1回のみ。2日18時30分に日記登録した際は三葉は瀧に絶好の機会をプレゼントする事になる可能性の高さは予想しつつ、うまく行けば自分が?というところで考えていたのだろうか。

2013年10月3日(木):三葉

  • 三葉:7時35分起床。髪を結っている所で涙したが、瀧の事があってという訳ではなさそう。(冒頭でのアバンの涙の始まりだと推測)
  • 三葉は学校に行かずにJR糸守駅(無人駅)に向かい上京。目的は当初、瀧と奥寺先輩の二人のデートに合流する事だったようにも見えたが、徐々に入れ替わりの記憶が失われる影響があったようであっという間に瀧に会う事だけに目的が変化している。
  • 三葉が気動車に乗る際に見えるJR糸守駅の駅名板。
    「いとかけだい駅←いともり駅→みとうげ駅」
    「みとうげ」は彗星災害犠牲者リストに出ていた名前から「遠峠」の可能性あり。
  • 東海道新幹線に乗車。2列席側。窓際の三葉の席からは東京タワーなどが左から右へと光景が流れており、東から西へ向かっているように見えるが何故か東京駅に着く。
  • カットインされてきた大型ビジョンのシーンではティアマト彗星について報じている。そこで見えている月は上弦の半月。彗星イオンテイルは左、ダストテイルは右へ流れていった。
  • 三葉は瀧を探し求めて四ッ谷、代々木付近を放浪。四谷須賀神社参道と思われる赤い欄干のある階段を上がり足を休めている。内股歩きしているように見える。
  • 夕方、出会えずに終わるのかと思いきや代々木駅4番千葉方面ホームに入ってきた電車(黄帯)で何も知らなかったまだ中学2年生(14歳)の瀧を見つけ出す。
  • 電車は液晶ディスプレイ付(総武線では実際にはないはず)が基本だが、非常コックパネルの左右位置が逆になっているもの(三葉乗車時)、液晶なしで停車駅一覧と非常コックパネルが見えるもの(列車走行中の車内シーンで一瞬出てくる)に分かれている。
  • 瀧:電車内で繰っていた単語帳は2枚ほど文字が読める。うち1枚は「Have you seen Tiamat's comet.」、もう1枚が「I'm looking for my counter...」(最後はcounter partか?)と出ていたように見える。
  • 電車が四ツ谷駅手前のトンネルへ。現実では左から中央線上下線と総武線千葉方面の3本分のポータルが設けられているが、この時は太陽は左側=西側から射している中、2番目中央のポータルに三葉たちの電車が入って行く。(オレンジ帯上下線+黄色帯→黄色帯上下線+オレンジ帯に変質している)
  • 電車の四ッ谷駅到着前の次の駅アナウンスは「出口は右」。停車時に開いたのは左側ドア。中央線と総武線の位置関係が入れ替わっている。また代々木駅〜四ツ谷駅間にあるはずの信濃町駅、千駄ヶ谷駅が何故か出てこない。
    (このシーンは「旅と鉄道」2017年5月号(朝日新聞出版)にカラーで掲載されているが、四ツ谷駅手前のトンネルの線路配置に合わせて左右反転で位置関係を変えたと思われる。なお太陽位置はトンネル付近で180度方位関係が反転した可能性がある)
  • 三葉・瀧:思い切ってやっと瀧に声を掛けた三葉は瀧からは「変な女」扱いを受けてショックを受ける。瀧はショックを受けたまま四ッ谷駅で降りようとした三葉に名前を聞いた。「名前は三葉」という答えと共に彼女から投げ渡された組紐を受け取った。(瀧が何故自宅最寄りであるはずの四ツ谷駅で降りないのか謎)
  • 三葉:瀧の事をお互いの最大の理解者だと信じていた三葉は瀧から拒絶されたと誤解したまま深く傷ついて糸守へ帰ってしまう。
  • 夜、東京から糸守の自宅に戻った三葉は一葉に頼んで髪を切ってもらう。※c
JR代々木駅 総武線千葉方面4番ホーム
四ツ谷駅〜千駄ヶ谷駅間にあるトンネル。
四ツ谷駅から千駄ヶ谷方面へ向かう中央線電車(左)と
同じく千駄ヶ谷駅へ向かう総武線各停電車(右)が写っている。
劇中では総武線と中央線の位置関係が逆転していて
中央線が走っている所を千葉方面総武線電車が走っていた。

JR四ツ谷駅。黄色帯の千葉方面行き列車が停車中。
「旅と鉄道」2017年5月号で公開された映画カットとほぼ同じ。
この写真は実際に撮った写真を左右反転している。


2016年10月3日(月):瀧

  • 瀧:2日入れ替わりから戻って改めて見たと思われる「夢」の中で四葉の言った「彗星」という言葉を引き金に違和感を感じ、その事を一葉に射抜かれた瞬間目覚める。その時、目には涙が浮かんでいた。
    9月2日の夢は入れ替わった人格者の姿が出てきていないが、この時は瀧の脳裏に高校生の瀧が現れていた唯一の機会となった。
  • 10時15分、奥寺先輩からLINE。日記アプリを見て約束を知る。
    着替えると家を飛び出す。ドアは左に開いた。(隣の家も左開きにされている)
  • 10時30分、奥寺先輩と四ツ谷駅赤坂口で待ち合わせ。
  • 瀧・奥寺先輩:六本木ヒルズ?の展望階へ。
  • 国立新美術館。カフェでランチ後、写真展を見学。
    写真コーナーには「飛騨」の他に「山陸」があった。これは明らかに「三陸」から置き換えたものと思われる。
  • 17時23分 南青山1丁目交差点歩道橋。奥寺先輩とデート後、三葉に報告の電話するがつながらず。※c
    空には電線で分断された満月が浮かんでいた。(2021年10月4日にも同じ構図が出てくる。なお月齢は基本的に史実とは合致していない)
  • この日は「休みの日のデート」とされているが、何故休みなのかは描かれていない。(そもそも現実世界と同じ時空世界ではないらしいので、作中に描かれてなければ理由の割り出しは不可能)

※c 三葉は劇中だと学校に間に合う時刻(7時35分)に起きていたが、予告編(1分15秒付近)を見ると10時10分過ぎになっているカットが使われている。台詞自体は予告編の時刻の方が合っているとは思うが、それだと上京時間に制約が生じるので変更されたものと推定。


JR四ツ谷駅赤坂口
(駅舎方向=南、写真右手=西)

JR四ツ谷駅赤坂口の西側。瀧が待っていた付近の光景
左手、駅舎側が南となる。
右端に市ヶ谷の防衛省アンテナ塔が少し写り込んでいる

国立新美術館のカフェ
カフェランチ(写真はチーズとサーモンのベーグルとコーヒー)
コーヒーかスープを選択可能。劇中だとスープを選んでいたと思われる


2013年10月4日(金)1回目:三葉

  • 三葉:17時45分、テッシから祭への誘いの電話。学校は休んでいたらしい。
  • 三葉の部屋の窓から夕陽が差し込んでいて姿見の鏡に反射していた。飛騨地方は17時30分日没なので合わない。また北〜西にあるとみられる宮水邸に何故左側から日が当たるのかよく分からない。 ※d
  • 宮守バス停でテッシ、サヤカと合流。神社の左手方向へ登る道を行き、湖が見える山稜で道路からそれた。
  • 彗星を見上げた時、尾は天の川に直交する形で掛かっていた。突如、彗星の核から分離した隕石はダストテイル右側へ離脱して行き、逆「N」のように見えた。
  • 20時42分、糸守町に隕石で衝突。人口の3分の1、約500人が亡くなった事は2016年10月19日飛騨旅行で瀧が飛騨市の図書館で彗星災害犠牲者リストを見て知る。
※d 劇中では2016年10月3日17時23分に瀧が三葉に電話するシーンから、2013年10月4日17時45分頃の三葉がテッシの電話に出るシーンにつなげられ、その後電話がつながらなかった瀧のシーンへと戻っている。

瀧(中2)の彗星観望場所。
角を曲がると別のシーンそのものになる。

2016年10月日付不明:瀧

  • 瀧:深夜の糸守再現作画中、ペットボトルの水を飲む際に画面がフラッシュしている。この時、部屋のカレンダーが映り込むが9月と同じものでめくられていないように見える。
  • 総武線千葉方面行き、中央線上下、新宿湘南ライン横浜方面行きが写り込むカットが入る。太陽は南東から射している。(OPアバン以来2回目)
  • 糸守の絵が完成。その時、夜空にクレーン2基と上弦の半月が浮かんでいた。
    その上空を左下から右上へ向けて明るい輝線と点滅する物体が映り込んでいる。(2016年10月3日の航空機のシーンに対応?)
  • 糸守湖と小学校の絵を瀧が何故描けたのか謎。のちに出てくる糸守の写真集では糸守展望台で撮影したものと画角などが似ているが左側の湖畔の風景が異なる。
    2013年9月3日と前前前世シーンで三葉、四葉が階段を降りて小学校が見えてくる際、左側の湖畔は湖に突出した半島地形の崖と山が見えていて合致しない。三葉も瀧も実地には見ていないし、写真などでも見ていない。

2016年10月17日(月):瀧

  • 高木:「バイトのシフトはまかせておけ」ビデオを司が聖徳記念絵画館(JR信濃町駅が近い)をバックにして撮影。

2016年10月19日(水):瀧 ※e

  • 瀧:奥寺先輩、司に東京駅で待ち伏せされ一緒に飛騨旅行へ。
  • 特急ひだで食べている名古屋の弁当の賞味期限ラベル「15 10 9(2015年10月9日(金)?)と映り込み。
  • 古川駅で奥寺先輩と司が萌えキャラを見て盛り上がっている際に映り込む駅周辺地図。方位記号が入っていて上側が北になっている。
  • 飛騨のバス停では平成28年カレンダーが映り込んでいる。(9月は30日(月)までとなっていて特に異常な点はない。)
  • 陽も落ち始めた頃、高山ラーメン吉野で糸守での彗星災害と犠牲者が出た事を知る。 ※i
  • 16時37分、糸守高校で瀧がスマフォの三葉日記を見ようとした所、三葉日記のデータが消えていった。(9月5/7/9/12/16/19/20/24/29日、10月2日の10日分)
    この時、2013年10月4日に夜空を眺めていた瀧(中2)のシーンがフラッシュバックする。このシーンは2回目の10月4日を経た瀧か、そもそも彗星災害で犠牲者のいない時空に属する瀧のように見える。
  • 糸守からの帰り道。バイパス道路(瀧が旅館で読んでいた雑誌にそういう道路の存在を触れた箇所がある)から街並みと蛇行した川、その向こうの山並みに赤く染まった夕闇が見える。
  • 夜、図書館で糸守町彗星災害資料を探す。インターネット端末はSun風なSamとかロゴマークのある何か。ブラウザの検索ツールバーは「Cyberm」、検索エンジンは「cwf-search.jp」というGoogle風な謎のサービスを使用。
  • 犠牲者リストを見ると、あるページでテッシ(勅使河原克彦)サヤカ(名取沙耶香の名前が目に入る。その下段には門戸入(カドイリ?)遠峠(ミトウゲ?)が並んでいる。次に目を下段に移すと門戸入、遠峠両家の人たちの間に「門戸入勇一、宮水一葉(82)、宮水三葉(17)、宮水四葉(9)、遠峠善三郎」の名前が急に浮かび上がってくる。
  • 奥寺先輩・司:旅館ロビー。飛騨市歴史博物館の円空仏展ポスターが掲示されているが、開催期間は11月13日(日)まで。これは2016年11月の曜日並びと合致している。(この他に高山、金山、白川郷などのポスターが貼られている。またパンフレットコーナーには飛騨古川の街並みの写真など使ったパンフが置かれている)
  • 瀧:2013年版糸守地図を入手していて地図の上方左手にご神体の山がある事を記憶から書き込んだ。
  • 夜空には左側が隠れている下弦の月が浮かんでいる。
※e 飛騨旅行1日目、旅館で瀧がスマフォで日記アプリを開こうとする際にロック画面が一瞬表示されるが、そちらに「10月19日水曜日」と出ている。なおバイトのシフトを代わってくれた高木のビデオファイル名が「20161017」のため、それ以降と見て間違いはないはずで、この点も満たす日付ではある。
<この他の制約要件>
(1)図書館で瀧が「2〜3週間前に彗星が見えるねとあいつと話をした」と述べている。
(2)飛騨旅行1日目に訪れた高山ラーメン吉野でテレビの野球中継の音が入っており、日本シリーズ期間中だった可能性がある。(2016年公式日程では22日以降。テレビは壁面角にあり店のシーン最後の方で見切れて映っている。ただこの世界での日程がこうだという考え方は可能なので重視する必要はない)
※i 高山ラーメン吉野のモデルについてはパンフレットvol.2の監督一問一答に回答が載ってます。

飛騨古川駅

飛騨金山の観光ポスター
旅館ロビーに貼られていたポスターの元になったのではないかと思われる


2016年10月20日(木):瀧 2013年10月4日2回目を引き起こす

  • 瀧:高山ラーメン吉野の親父さんの助けを得て御神体の山へ。スマフォMAPアプリと糸守町2013年地図上では湖から見て北西へと向かっているように見える。
  • 13時16分昼食。スマフォMAPアプリと糸守町2013年地図上で同じJR高山線の鉄路が写っている。スマフォと地図はほぼ同スケールでJRの線路と合うように置かれている。スマフォMAPで上が北であれば地図と方位が異なる。(湖から見て北西にご神体の山がある。神社跡は湖から見て北東にある事になる)
  • 13時30分〜40分頃、御神体のあるカルデラ地形に到着。御神体の巨石を取り巻く小川の水量が2日に夢で見た時より多く腰まで水に浸からないと対岸に渡れない状態。
  • 瀧(三葉):時刻不明。瀧の体で目覚める。瀧(三葉)が組紐を持っているのはこれが初めてだが三葉は気付いていない。
  • 山稜に出て湖が瓢箪型となっている様を見て町がないとつぶやき、あの日三葉は一度死んだ事に気付く。
  • 湖と御神体、太陽の日没方位の位置関係はよく分からない。(ご神体の山正面に少し夕暮れに近い太陽がある)瀧が登った時と同じ位置関係とは思えない。
  • 山稜で眠ってしまった瀧(三葉)。目覚めると夕暮れ。そしてかたわれ時を迎えた。

2013年10月4日(金):三葉(瀧)、瀧(三葉) 三葉にとって2回目

  • 三葉(瀧):6時50分、入れ替わって目覚める。コミック単行本(赤主調)、単行本(塗りつぶし円2個が裏表紙に描かれている)が床に置かれている。
  • 四葉は一葉に三葉が遂に壊れたといい一人で学校へ。ランドセルに水色とピンクの何か(ペンケース?)がぶら下がっている。
  • 7時26分のテレビニュース。「1週間ほど前から」見えている彗星についていよいよ再接近すると解説。地上から見た彗星軌道図では東から西へ進むと説明(テレビの図は中央=南)。この時期のペガスス座=東(画面左側)
  • 居間の振り子時計は止まっていて、液晶テレビの下の台に入っている右側のHDD/DVDプレイヤーらしき物体の高さが半分ほどに縮んでいて、「ちゃお」「JSスタイル」といった雑誌や電子端末の姿はなく他の日と異なる。
  • 仏間の向こう側にある応接間が畳のみになっていて家具が消えている。(9月3日、10月2日は応接用の机と椅子が置かれていた)
  • 一葉に隕石落下を説明。一葉は「そんな事、誰も信じない」
  • 三葉(瀧)、学校へ。後ろの黒板の予定表では4日(金)になっていた。
  • 教室でテッシと早耶香を巻き込みテッシに住民避難作戦を立案させた。テッシのMacbook風ノートに入っていたブラウザはChrome、検索サイトはGoogle。
  • 早耶香は部室に行く前に三葉からもらったお金で「ギャラ」のお菓子を買ってきた。その際コンビニで10月4日(金)のカレンダーが写り込んでいた。
  • 三葉(瀧)は一人で町役場へ。
    町長室のホワイトボード予定表は4日(金)があった。
  • 町役場は道路に平行する形で建っていて玄関も道路に面している。
  • 町長である父親の説得に失敗。瀧の喧嘩早い性格が出てしまう。
  • 神社では祭りの準備が進む。鳥居右手から朱色に変わり始めた陽射しが神社背後の山から射している。(神社=北西か?)
  • 三葉(瀧)が役場前に出ると夕暮れ前、何故か湖側から陽が当たっている。地図では役場は湖から見て南西にあり、陽射しは背後の山に落ちていないとおかしい。
  • 三葉(瀧)は逃げ出した道路で「神社に行くな。友達にも伝えて」とたまたま通りかかった小学生に言うが伝わらない。四葉にも一葉と逃げるように言うがやはり伝わらない。四葉からは昨日東京に行ったし、おかしいと言われ「三葉じゃなきゃダメなのか」と自信喪失する。
  • テッシとサヤカも自転車でやってきて合流。町役場の近くから御神体の山の方向を見上げる。そして三葉の存在を確信して自転車を奪って御神体の山へ向かう。
  • 途中、三葉(瀧)は湖の崖岸の上をはしる林道を自転車で走っているように見える。陽射しは湖側(三葉の右側)から当たっている。
  • カルデラ地形の山稜から見える御神体を取り巻く小川の水量が10月2日と比して明らかに多い。2016年10月20日と同じ水量に見える。
  • 瀧(三葉)と三葉(瀧):カタワレ時にご神体の山で2回目の邂逅。カタワレ時前、太陽は湖の左側方向にあったが、カタワレ時の間、太陽は湖右側方向の山並み(つまり湖から見て西)に沈んでいたように見えた。(ご神体の山は湖から見て北東にあると思われる)
  • 二人で月と彗星視認。月は細い上弦の三日月だった。
  • 三葉:山を駆け下る。月は上弦の三日月。彗星の尾の出る向きはイオンテイルは左へ、ダストテイルは右に変わっている。以後、この向きが基本となり、何回か反転して見えるシーンが出てくる。
  • 三葉・テッシ:変電所で合流。18時45分頃(40分頃?)変電所爆破で停電。三葉とテッシが彗星を見上げた時、月は何故か上弦の半月だった。
  • サヤカ:三葉とテッシの電話を受けて防災無線の乗っ取り開始。放送室にあったデスクトップカレンダーは何故か4日(土)があるものだった。(9月13日に出現していた本来存在しない9月31日がある時空世界が紛れ込んでいる?) ※f
  • 防災無線のサイレンが鳴って以降、空から月が消えている。位置的には地平線に沈むには早すぎる。
  • 三葉:神社でテッシに親父さんを説得して消防団を動かせと町役場へ送り出される
  • テッシ:詰襟制服の襟章が「III」に見えた。(高校3年生?他のシーンではIIに見えた事もあった)
  • サヤカ:19時15分頃 高山センサ局が発信源特定。高校でサヤカが捕まるも町役場からの放送は放送の撤回ではなく町民に待機を求める内容だった。 ※f
    この時、彗星のイオンテイル、ダストテイルの出る側が逆向きに反転、そこに町役場へと走っていてサヤカ拘束を知って動揺する三葉が映り込んでいる。(神社ではテッシも動揺)
  • 消防団:待機のまま動かず。待機室のカレンダーは10月4日(金)となっていた。
  • 19時40分頃 彗星近地点通過時刻(朝のニュースで報じていた)
  • 19時49分、彗星の核が割れた事がテレビ報道される。
  • 神社の鳥居・灯篭の側で彗星のイオンテイル、ダストテイルの出る側が逆向きに反転(サヤカ拘束時に次いで2回目)、彗星核から分離した隕石が左へと逆向きに離脱するところを見ている親子連れ4人+αのシーンも入ってきている。
  • 三葉:19時50分頃、役場の待機指示のアナウンスが聞こえる中、役場近くで転倒、気絶。彗星は画面左、湖岸の崖方向を頭に(=西、神社?)、右へ(=東?)尾が伸びていて、隕石が彗星の右側(=北東?)へ離脱している。
    湖面に映る彗星は鏡像になっていない。(隕石は彗星の右へ離脱)
  • (彗星・隕石位置から見て)20時前後、目覚めた三葉は右手のひらを見ると何か思い定めて再び走り出す。左手には9月の三葉が通学時に小学校前あたりで見ていた崖が見えている。そして見えてきた町役場庁舎は左側側面と建物裏側が見えている。町長に会いに行った瀧が見た風景と異なる。
  • 20時前後?、三葉が町長室へ辿り着く。一葉、四葉も既に来ていた。昼の三葉(瀧)の話の一部が当たった事(彗星の核が割れた事)、一葉や四葉からの三葉の様子を聞いた事、そして昼とは別人の三葉本人がやって来た事で全てを理解した三葉の父は町による避難実施を決意したと推定される。
  • 20時42分?、隕石が人影のない宮水神社(宮水邸)に落下。→糸守彗星災害
※f 糸守町役場の防災課のシーンで壁掛け時計が写っている所から推定。

2013年10月5日(土)?:2021年10月4日瀧の回想)

  • (2021年10月4日の瀧の回想より)住民の大半は「避難訓練」で糸水高校に避難したおかげで大半の無事が確認される。(正午時点で連絡が取れてない人が13人ほどいたが結果は作中では明らかにならず)
  • 隕石衝突1時間前に宮水町長が避難訓練を強行、消防団が活躍したとされ、ほぼ全員が無事に到った謎めいた町長の対応について批判の混じる憶測が取り沙汰されていた。またそれまでの宮水町政への疑義もあったという記事文章もあった。
  • 6日付の新聞デジタル版記事では変電所の爆発が2回あった事について触れている。
  • 雑誌記事では宮水町長は3期目を目指していた事になっているが、それだと口噛み酒トリップで瀧が見た宮水家のエピソードでの四葉の年齢と合わない。(二葉が亡くなってからだと1期目終了/2期目の選挙でないとおかしい)
  • 中2の瀧の部屋のカレンダーは10月4日(金)となっていた。




    2016年10月20日(木)?:瀧

    • :一人元の時空へ戻る。月は上弦の三日月。足元に油性ペンが落ちた。組紐は瀧の手元にはない。そして名前を絶対に忘れないと決意して油性ペンで左手に書こうとした瞬間全てを失ってしまう。
    • 月齢からみてこの時点では「かたわれ時」が終わってなかったのではないか。

    2016年10月21日(金)?:瀧

    • 瀧:山で一人夜を過ごした後、何故行ったのかすら分からない状態で目覚める。
      陽射しは瀧の背中から当たっていて湖の南側にいるように見える。
      右手の平には油性ペンで引かれた線が1本残っていた。
    • ご神体に置いてきたバックパックやスマフォがどうなったのかは描かれていない。

    2021年10月4日(月):瀧

    • 瀧:2016年10月21日からつながる独白から始まる。
    • 瀧は大学4年生で就職活動中。総武線各停電車お茶の水・水道橋方向へ移動中、代々木駅3番ホーム(三鷹方面)に滑り込んだ電車の扉窓から三葉に似た女性を見かけて動揺する。(その電車は何故か左方向・千葉方面に向かって走っていた
    • 会社面接で失敗して首筋をなでる癖が出た。
    • 司(婚約指輪!)、高木とカフェであって内定社数を自慢される。そして瀧はまだ内定が取れていなかった。(ダメおしの普通の子描写)
    • 瀧・奥寺先輩:10月4日(月)15時40分、瀧はLINEで奥寺先輩に呼び出される。
    • JR四ッ谷駅赤坂口前で話す二人の背後のビルの広告が2016年10月3日と全く同じに見える。
    • 歩きながら交わす会話。何故、2016年に糸守町に行ったのか怪訝に思う二人の会話。2013年彗星災害で糸守を知り何故か瀧は興味を持って新聞や雑誌など調べていたという。(2013年10月6日付の糸守変電所爆発(2回爆発)を含む糸守彗星災害のデジタル版新聞記事を熱心に読む中2の瀧の姿も回想の形で入る)
    • 二人のデートコース。JR四ツ谷駅赤坂口→弁慶橋→赤坂見附(トップカメラ付近の歩道橋)→上智大真田堀グラウンド付近→青山一丁目付近の歩道橋で別れている。その時、奥寺先輩の左手には婚約指輪が光っていた。
    • 夜空には電線で分断された満月が浮かんでいた。(2016年10月3日と同じ構図)
    デート2の光景:永田町から四ツ谷方面へ向かう道。 

    デート2の光景

    デート2の光景:道を振り返って。

    デート2の光景:四ツ谷駅・市ヶ谷方面を見て。
    左へもう少し首を振ると代々木のNTTドコモタワーが目に入る。

    2021年12月3日(金):瀧、三葉

    • 瀧:夜のカフェ。瀧の手帳から12月3日(金)らしいと分かる。
    • テッシと早耶香のカップルを見かける。早耶香はイチゴのショートケーキを食べている。(2回目の10月4日部室での作戦会議時も早耶香はイチゴのショートケーキを食べていた)
    • 三葉・瀧:カフェを出た瀧、雪の歩道橋で三葉とすれ違う。
      風鈴がかすかに鳴ったがお互いに気付かず終わる。(かたわれ時で鳴った際はお互いに相手が見えなかった)
    • 瀧:区立図書館で糸守町の写真集を見て、何故懐かしい思いをするのかとつぶやく。

    桜舞う春


    雨上がり後の晴れた春の日:瀧、三葉 ※g

    • 代々木駅付近から見た新宿駅周辺俯瞰シーン。太陽が西から当たっているように見える。
    • 三葉・瀧:朝、起きて身支度。アバンでは瀧の部屋の床にあったペットボトルが見えなくなっている。三葉は洗面所で髪を結う際に眼が鏡に写り込んでいる。(アバンでは眼は写り込まなかった)
    • 黄帯左、オレンジ左右、湘南色の電車が右へ行くカットが入る。(2016年10月以来3回目)
    • :駅構内のエスカレーターに乗っている。
    • 三葉:地下鉄改札を通過。駅の構内案内掲示では1、2番ホームがあり、一方には「新宿三丁目方面」の文字が見える。(東京メトロ丸ノ内線か都営新宿線?)
    • :電車の扉窓から外を眺めている。電車は右へ進行していると分かる。窓からはガード下で交差している道路と街の光景が見える。
    • 三葉:電車の扉窓から外を眺めている。向かい合い併走している電車の扉窓から瀧を見つける。続けて瀧も三葉に気づくが間に電車が進入してきて風圧でドアが揺れて見失う。
    • 瀧は快速または特別快速の新宿方面行きに、三葉は各駅停車の新宿方面行き電車に乗っていたと推定。三葉は各駅停車の普通であれば千駄ケ谷駅で下車可能。瀧は四ツ谷駅で快速・特別快速に乗車だとすると新宿駅で降りた理由、間に反対方向へ向かう電車とすれ違う理由の説明がつく。
      問題点(1)瀧の背後で見えたガード下に道路がある箇所がどこか。四ツ谷〜千駄ヶ谷間だとそのような箇所は大変限られる。
      (2)瀧と三葉が駅を飛び出した時刻差。瀧のほうが早い。
    • 二人は出会うためにそれぞれ次の駅で降りて四ッ谷駅へ向かって駆けだしたように見えたが途中から四谷須賀神社参道の階段へと引き寄せられていく。
      (瀧:新宿駅10時40分(須賀神社参道まで2〜3km)、三葉:千駄ヶ谷駅10時42分(須賀神社参道まで1.5km前後))
    • 三葉:千駄ヶ谷駅を出ると何故か西、代々木方向へ走ろうとしているように見える。
    • 三葉:信濃町駅前の跨線橋を何故か南(須賀神社とは逆)に走っている。
    • 三葉:参道北側の「須賀神社入口」看板のところで三葉が映り込んでいる。参道とつながる道の交差点左側(東)から出てきて、交差点を参道とは逆の手前(北)に曲がって坂道を登るように走っている。
    • JR四ツ谷駅を国道20号線跨線橋から六本木方面(方位:南)をみたもの、タンポポ、郵便ポスト(瀧が須賀神社参道の方へ向かう際に見たと思われる)、須賀神社参道の北側坂道に止まっているタクシー(三葉が須賀神社参道から離れる方向に走った時に見たと思われる。この車は最後にも絡んでくるが10月3日三葉上京時、交差点を渡るシーンでも同色の車が出てくる)が次々と出てくる。
    • 三葉・瀧:三葉が参道階段の南側=上段側から降りてきて、瀧が参道階段の北側=下段側から上がってきてすれ違う。(2013年上京時の新幹線と総武線各駅停車の四ツ谷駅停車時、春の日の千駄ヶ谷駅前、信濃町駅跨線橋、須賀神社参道入り口、おそらくは瀧を見つけた時に乗っていた電車と三葉が出てくるシーンは全てが逆向きか逆の位置になっている
    • 二人が同時に言葉を発しようとした時、2016年9月5日神宮高校で聞こえた音が微かに聞こえる。そしてタクシーが北のコンクリート道路の坂道の上で停車しているのが見える。
    ※g 瀧が家を出た際の桜の風景、途中カットインされるタンポポの花以外の時期明示はない。(本項については合わせて冒頭※x も参照されたい)

    JR信濃町跨線橋
    三葉は左、四谷須賀神社と逆方向へ駆けて行った。

    JR信濃町跨線橋
    右手にNTTドコモ代々木ビルが見える。

    四谷須賀神社参道
    上側=南

    四谷須賀神社参道の北側最初の交差点
    瀧は右から奥(南)へ、三葉は左から手前(北)へと走って行った。

    オープニング「夢灯篭」

    • 三葉・瀧:OPで二人それぞれの年齢別の姿が写されるが、最後の春のシーンの前に画面がフラッシュしている。(飛騨旅行前の深夜に絵を書いていて瀧が水を飲むシーンでも同様のフラッシュが発生している)
    「君の名は。」登場人物の時系列因果関係図



    2.作中の異常表現

    (1)鉄道

    • 東海道新幹線の座席配置が左右逆転している。(瀧の飛騨旅行)
      通常、名古屋方向下り線3列席は窓側=右端のはずが、何故か窓側=左端になっている。絵コンテの段階でこの向きで書かれていた。また座席番号は奥の方から1、2となっており、進行方向が16号車、最後尾が1号車だと思われる。(これも通常と逆)
      パンフレットvol.2の監督インタビューは演出等で「良くある事」とされている。実際この分は東海道新幹線下り線=東→西へ走っているように見えるので特段の意図はないと思われる。
    • 三葉の上京で東海道新幹線の進行方向が逆転している。通常、東京方向上り線であれば窓から見える東京タワーは右から左へと流れるはずだが、本作では逆の左から右へと流れている。いくつかある三葉の「逆走」現象の一つ。
    • JR新宿駅・代々木駅付近。何故か水色の車両も走っている。新宿駅などの多くの路線が集中するターミナル駅の俯瞰ショットは一葉が組紐について説いた際の糸=時間という説に一番近い存在のため、東京側における「組紐」的な表現か。
    • 三葉が瀧を見つけて代々木駅4番ホームで黄色オビ塗装のJR電車に乗り込んだシーン。電車走行中に次の停車駅=四ッ谷駅と車内アナウンスが入る際、「出口は右側」と案内されるのに実際に停車してみると開いたドアは左側だった。(四ツ谷駅は千葉方面だと右側が開くので車内アナウンスは現実に則している。ドアが開く直前のホームに滑り込む電車カットでは太陽位置が逆の東にあるように見えており位置関係は左右鏡像反転している。)
      電車の非常コックパネルは左右逆転しているカットがある。また基本は山手線類似の液晶パネル装備型となっているが、これがなく駅一覧と非常コックパネルのみになっているカットが紛れこんでいる。
      四ツ谷駅手前のトンネルでは中央線と総武線が入れ替えられて手前側が総武線とされた。その延長で四ツ谷駅の配置も入れ替えられていて左右反転処理していると思われるが、その際のミスで駅停車時の太陽方向を間違えていると推定。
    • 2021年10月4日瀧が乗っていた総武線各停電車が代々木駅に到着した際は3番ホーム「三鷹方面」だったにも関わらず左側へ、つまり逆向きに走っている。
    •  瀧と奥寺先輩デートの待ち合わせで四ッ谷駅前が2回登場する。(2016年10月3日、2021年10月4日)その際に映り込むビルの屋外広告板が同一のものに見える。

    (2)カレンダー 謎の9月31日/謎の2016年10月

    • 2013年9月13日(金):三葉が教室に入った際に後ろの予定表が書かれた黒板が写り込むが9月31日(火)が存在する。
    • 2013年10月4日:高校放送室のサヤカが電話で乗っ取り開始の連絡を受けていた時、カレンダーが一瞬写り込むがそのカレンダーでは4日(土)となっていた。(2013年暦通りだと金曜日)
    • 2016年10月:瀧が部屋でPETボトルの水を飲んでいるシーン。左手に掛けられているカレンダーが9月のままになっている。

    (3)祖母一葉の「あんた今、夢を見てとるなぁ?」

    • 2013年9月29日のご神体登山で四葉が「彗星」と言った際、2016年10月19日図書館で三葉が亡くなっている証拠を見つけた際に、一葉のこの言葉が瀧の意識に出てきている
    • 2016年10月3日から飛騨旅行まで異常な状況の中で物語が動いていて、何がこの世界の現実で、何が夢の出来事なのかはっきりしない。このセリフもそういう状況自体を指しているとも取れる。

    (4)何故、瀧は糸守彗星災害を知らなかったのか

    • 高山ラーメン吉野で瀧が糸守彗星災害について認識していなかった事が明らかになっている。さらに糸守高校跡に行った際に中学2年生の時、2013年10月4日の彗星を見上げている所を思い出しているが、これは2回目の10月4日、これから瀧が引き起こす出来事そのものにも見える。
    • 何故、瀧はこれから引き起こすことをフラッシュバックで見ているのかは不明。ただ日記アプリの三葉のエントリーが消滅したシーンなど見ると瀧の夢の中で瀧が思っていた事実が言われた事に合うように書き換えているようにも取れる。

    (5)2013年版糸守町地図「宮守」「宮水」地区の謎

    • 2013年版地図では神社周辺は「宮水」地区とされている。オープンカフェを作ったバス停は「宮守」。2回目の10月4日に早耶香のアナウンスは「宮守地区」と言っており合わない。(公式ビジュアルガイド掲載の設定図では「宮守」地区)

    (6)ティアマト彗星のテレビニュース

    • 彗星接近のテレビニュースは9月3日(三葉)、9月29日、4日(いずれも三葉(瀧)。但し9月29日はテレビのニュース自体は直接見ていない)の3回映り込んでいる。
    • 9月は太陽を周回して離れていく彗星が地球と月の間を突っ切っていく軌道図が使われている。
    • 9月29日、10月4日は何もない宇宙空間で彗星が軌道を変える図で月の位置も変わっていて目が点に。最初は何かのミスかと思ったが、それでも気付くだろうというレベルのため、何らかの意図があると思われる。

    (7)2016年10月4日の彗星災害3周年報道はなかったのか?

    • 瀧が三葉にデート失敗の電話をしたのは10月3日(月)。4日(火)から必死で糸守の絵を描いていて気付かなかったのかも知れないが、2021年に8周年報道が為されていたのを考えると2016年においても3周年の報道はあったはず。
    • 飛騨旅行前後は異常な描写が多いので、そちらと合わせて考える必要がある。夢として見ているならいくらでも改変はできるだろう。

    (8)糸守町彗星災害犠牲者名簿の名前間違い?と宮水家3人の記載の謎

    • 名取早耶香の名前が「沙耶香」になっていた。単なるミスか瀧の主観表現(三葉のノートに書き込んだ対人関係の一覧では「サヤカ」で書いていた)なのかは不明。
    • このシーン、テッシとサヤカ(沙耶香)が見えている時に下段が少し写り込んでいる。そして次にその下段で宮水家の人たちの死を知るわけですが、テッシと沙耶香の名前が出ている時には宮水一葉・三葉・四葉の名前はなかった。(「門戸入」「遠峠」のみ見える)
      下段に視点が変わった時に急に「宮水」の3人と他2人の名前が浮かび上がって来ている。何故そうなるのかは不明。夢の出来事とでも思うしかなさそう。

    (9)瀧が描いた糸守の絵

    • 1回目の2016年10月で描いたはず糸守の絵。2回目の2013年10月4日の後でも瀧が同じに見えるものを描いている。
    • 2回目の2013年10月4日以降の中2の瀧がスマフォで熱心に2013年10月6日の新聞記事(変電所の爆発炎上)を読んでいるシーンが入っていて、何故あんなに熱心に読んだのか分からないと語っている。
    • 瀧と三葉によって2回目の10月4日の間に起きた事によって、後に出てくる中学2年生の瀧の回想が起きたと解するべきか。その場合、2021年にその事を回想した瀧は三葉を直接助けた瀧なのか、それともその瀧に入っていた災害犠牲者がそもそもいない世界の瀧なのか考える必要があるが、現時点では判別がついていない。
    • 一番の問題は瀧がどこであの光景を見たのかという事。展望台にいったシーンは劇中には存在せず、写真集も描いた絵と微妙に左側の湖岸の描写が異なっていて一致しない。

    (10)隕石の糸守落下時の軌道

    • 彗星に対して大半のシーンでは右側に離れていくが、彗星の尾はイオンテイルは太陽方向、ダストテイルは太陽の関係でずれる中で西の空へ向かっている。地表から彗星核の分裂が観測されたのは19時50分前後(テレビの時報テロップ、テレビを見ている家庭の置き時計で確認可能)、隕石衝突は20時42分なので核が割れてから50分ほどで落ちた事になる。
    • おそらく一度は日本上空から見えなくなり、再度日本上空に姿を見せてから衝突という展開になっているのではないかと想像。(近地点12万kmで分裂したとして50分〜1時間で地表衝突出来るかどうかの可否は未確認)
    • なお隕石シミュレーションサイトで直径40mの鉄(8000kg/m3)を主成分とする隕石が30km/secで地表面に45度で衝突した場合(小説に記載されているティアマト彗星と隕石の数値データによる。40mの鉄という描写自体は映画作中の雑誌記事でも触れられている)の計算を行わせてみたところ、直径1.19km、深さ253mの隕石クレーターが形成され、M4.9の地震が発生するという結果に。映画・小説で設定するにあたり何らかのシミュレーションか実際の衝突例を引用されている可能性が高い。

    (11)防災無線の乗っ取り

    • 高校放送室から何故出来るのか。小説版ではテッシが重畳周波数の特定だけはやけに気にしていて、テッシが早耶香に対して姉(町役場からの待機放送時に町長と一緒に立っていた女性でしょう)から聞き出せと頼んでいる。
    • 糸守高校放送室から町の施設である防災放送に対して電波発信出来る仕組みがあるらしいと解するしかない。
    • どうやって調べたのかは描かれていないが、早耶香が放送卓の電源を入れていくシーンで左の方に「周波数」が書かれた「糸守町役場」の文字が印刷されたメモ用紙が見切れているので早耶香の姉から情報を取ったと推測される。(パンフレットvol.2の一問一答でこの件について触れられている。町役場放送室で町長と門戸入氏と一緒に並んでいるショートカットの女性が早耶香の姉)

    (12)選挙運動と公職選挙法

    • 町村首長選挙は公示日から5日間しか選挙運動が認められていない。小説だと後援会の腕章とされていたものが、映画は選挙管理委員会から交付されている選挙運動員腕章を付けていたように見えるが、現実には10月20日(日)投票日の選挙運動を9月3日に行うのは現実にはあり得ない。
    • 飛騨旅行に2016年10月19日から行ったとすれば、2回目の10月4日を引き起こす事になる2016年側の10月20日=審判の日という風な捉え方も出来そう。

    (13)宮水俊樹町長の初当選時期

    • 2021年10月4日の瀧の記憶の振り返りシーンで出てくる雑誌には「3期目を目指していた」と記載されていた。
    • 瀧の口噛み酒トリップでは四葉が3〜4歳の時、母の二葉が亡くなった後で一葉と喧嘩して俊樹が家を出ている。四葉は2013年時点で9歳なので2013年10月20日投開票で改選の糸守町長で現職2期目満了(8年間)はあり得ない。
    • 9月3日の選挙演説で「今度も宮水さんで決まりや」なんていう町の人の台詞は1期目では考えにくい。設定がおかしいのか、意図的な描写(瀧がそもそも事実と違う事を夢として見てきている?)なのかはっきりしない。

    3.2021年以降の三葉と瀧

    (1)三葉の仕事

      2021年以降の三葉の部屋のシーンは冒頭2021年秋と最後の2022年以降の春の2回出てくる。(You tube「スパークル Music Video Edition」予告映像 35秒付近で2022年以降の春のシーンは確認可能)

     この中で大きなバインダーの背表紙に「PM○○/店舗○○」と書かれているように見える。○の部分はおそらく「PM検定/店舗設計」じゃないかと思うのですが、このような用語が用いられる職種が何か。
     床の上にもう1冊バインダーがあって背表紙が読める状態になってますが、こちらも手書きで一瞬では読みにくい。(1行目は「立体裁断」、2行目「HOW TO」(縦書き)とあるように見える)

    →パターンメーカー/パタンナーまたはデザイナー。2冊目の「立体裁断」は服飾系メーカーでデザイナーの案を実際に服に出来るように型紙を起こすパターンメイカー/パタンナーで必要なスキル。またデザイナーでも同種スキル、知識は必要。
    2016年9月5日の夜の奥寺先輩のスカート補修が伏線として考えられる。(パンフレットvol.2の一問一答では組紐とお裁縫のスキルを活かして選んだ職業という事らしい)

    余談:「スパークル original ver. Music Video Edition」38秒付近で出てくる三葉の砂時計シーンで背景に映っている花の図鑑、見つけられないかなと当たってみましたが今のところ、モンソーフルール (監修)「花図鑑 花屋さんで人気の421種」西東社 が近いようには見えます。(実物を確認してますがビデオの背表紙とは異なる)
     植物図鑑は糸守高校教室後ろのロッカーにも入っている事があり(こんなに表装は凝ってないが背表紙は読める)、糸守、東京とも必ず花を飾っているのでこちらにも興味があるという設定なのだろうと想像。
    (2016/12/17追記)山稜のすれ違いシーン、北村薫原作映画化の「ターン」と似ているとの話を見かけた。植物図鑑は映画版「ターン」で重要アイテムなのでオマージュである事を示す為に埋め込まれた可能性がある。MVで出てくる図鑑のデザインと比較してみたい。

    (2)余談:糸守の人々
     糸守高校3人組:
      松本:ローソンで勤務中
      女性1(花):OL?(出勤時ゴミ捨て)
      女性2(桜):(髪を片側にまとめている。吉野屋で食事) 
     三葉同級生(坂上沢?)花屋さん。(高校時代、バスケと美術室で映り込んでる)
     テッシ&早耶香:家を物色中。
     四葉:高校3年生(17歳)。高山市か飛騨市、または東京で祖母、父と暮らしている?

    ※花、桜の名前はパンフレットvol.2に掲載されていた。作中では分かるものはなかったと思う。

    4.ありし日の糸守町

      劇中の台詞や映像からピックアップしてみた。

    (1)地理
    位置:岐阜県高山市、飛驒市に近い。
    標高:高山市(600m)より高い?
    :糸守湖。直径2km(湖周延長6.3km程度?)
    特徴:隕石クレーター湖の糸守湖畔に人家や道路などが形成されている。

    (2)行政
    人口:約1,500人(2021年回想)
    町長:宮水トシキ(2013年当時54歳。作中2期目満了直前だったとの雑誌記事あり)
    学校:小学校(2021年12月3日瀧が図書館で読んでいた写真集では生徒数:男子125人、女子112人の計237人らしい。18歳以下人口が1/3近く占めていていると思われる)
    高校(中学校もあるはずだが地図でもまだ見つけられていない)

    (3)産業
    買い物:コンビニ(非チェーン店)、奥ケ松(酒屋)、中川精肉店(坂上地区)など。(書店や歯科はない)
    飲食店:スナック(マザー、割愛)、寿司屋※
    産業:農業、土建業、資材業(有坂)、小売店(コンビニ、酒屋、精肉店等)など
    電気供給:中部電力。電気が通じたのは昭和40年代。(2021年回想)
    交通機関:
     JRが2時間に1本程度運行(無人駅)「いとかけだい駅←いともり駅→みとうげ駅」
     美濃太田行き普通列車も運行されていた。
     町営バスが設定されており、宮水バス停などがある。
    道路:国道257号線(不通区間あり)、県道など

    ※9月3日勅使河原社長宅での宴会で寿司が並んでいたのであるんじゃないかと推測。
    ※国道257号線自体は実在ですが、この国道が通るような所に「糸守町」が設定されているのかは不明。

    (4)文化
    宮水神社:446年創建。口噛み酒で有名。(2021年回想)
    小学校校舎:1884年の建築で岐阜県の文化財。落下中心地に近く消失。(2021年回想)
    組紐:名産として知られていた。(2016年飛騨旅行)
    遺跡:たたら場の遺構があり、過去には栄えていたとも。隕鉄を資源利用したもの?(2016年飛騨旅行)

    (5)その他
     ダム設置の話は何回も出ていたが全て立ち消えになっていたとの雑誌記事あり。(2021年回想)


     飛騨地方の秘境、知られざる町として描かれてますが、東京からの時間距離など考慮して決められたもので、過去に起きた自然災害で大きな影響を受けた町ならどこでも当てはまるように特定の町をモデルとするような選択はしていないように見える。
    それよりも東京、それも東京近郊ではなく遠く離れた町を選んだという所が大事ではないか。この作品はしばしば東京から見た地方、地方から見た東京の対比が繰り返される。


    6.用語メモ

    • 集落再生事業:このような名前の国の補助事業はないのですが、過疎地での空き屋対策事業でこのような名称を使っている自治体があり、それに対して国が補助金を付けているケースが散見されるので、糸守町においてもそのような事業取り組みが為されているのだろうと推定。
    • 防災無線:地方ではよく整備されているもの。朝夕にはメロディを流したりと普段から活用されている。これを乗っ取って好き勝手な放送を試みたという事案も現実に起きている。
    • 「高山のセンサ局」:総務省の電波監視システム「DEURAS」のアンテナ基地局の事らしい。複数のセンサ局と情報を集約して位置を割り出すセンタ局からなり、複数局による発信源の方位測定から位置を特定するもの。ああいう突然の照会に対応するか、何故名古屋ではなく高山に問い合わせるのか不思議ですが(東海総合通信局にセンタ局を置いてセンサ局のデータを見ていると思われるので)、仕組み自体はまさかの実在でした。
    • 飛騨金山のポスター:飛騨の旅館のロビーで奥寺先輩と司の座った椅子の後ろに飛騨各地のポスターに混じって、飛騨金山のポスターだけ2枚も貼られていた。(実際には3枚セット。筋骨を紹介したポスターが使われてないと思われる)
      飛騨金山には巨石遺跡が残っていて春分・秋分の太陽観測遺構ではないかと見られている。ポスターも巨石遺跡の写真が含まれているように見えた。宮水神社のご神体が巨石である事を考えると意図的にポスターを出してきていたように思える。